2016年9月30日金曜日

気を緩めないで ~ソードの2~

本日のご相談の話です。

お客様の了解を得ていますので、少しだけ。

お母様との関係を占いました。

アドバイスカードは、ソードの2

緊張感のある均衡状態を意味するので、アドバイスとしては、
気を緩めないで、相手の様子をうかがって、というところでしょうか。

現在は、穏やかな状態のようでしたので(カップのキング)、
つかず離れず、週1回の電話は欠かさない方がいいですね、というところに落ち着きました。

ソードの2は人間関係の占いで、割とよく出ます。

今回のような、親子間の緊張関係の場合もあるし、
恋愛では、恋愛初期など、相手の出方を待っている、窺っているような時かな。

目隠しをして、神経を研ぎ澄ませている。
何に対して???

どう読むか。
とても興味深いカードです。

2016年9月29日木曜日

占いは気軽に楽しんで!

占って悪い結果が出るのが怖い、という方は多いです。

そういう方は、

いいカードが出たら。
もしかして宝くじで大金が当たる!?

悪いカードが出ると。
大病に罹ったり、大きな事故にあったり!?

などと思っているのではないかしら。。。

人の日常は、ささいな幸せと小さながっかりの繰り返し。
残念ながら、滅多にドラマチックな出来事は起こりません。

良いカードは、久しぶりの友人から連絡があるくらいの出来事かもしれませんし、
悪いカードは、傘をもたずに出かけたら、ドシャ降りにあったくらいのことかもしれません。

だから、プチカウンセリングのように、気楽に占いを楽しんでいただけたらなぁと思います。

そうそう、私の経験では、女性の方が占いを愉しむのが上手です。
男性は些細なことでも、気にしちゃう方が多いですね。

だから、占いは、女の人のお客様が多いのかなぁ。




2016年9月28日水曜日

好きなカードと好きじゃない(と思う)カード

もうずいぶん前に。

タロット入門講座で講師の方から、
「好きだと思うカードと好きじゃないと思うカードを、直感で1枚ずつ選んでください」と言われたことがあります。

それで、その時選んだのが、

好きなカード:愚者
好きじゃないカード::女教皇

でした。

その時は、先生の意図も、選んだカードの意味もよく分からなかったのですが、
今になって、ほぉぉ~、なるほどね~、と思うんですよね。

たぶん、その頃の私は愚者のように、何も負わず、何も考えず、能天気にやりたいことをやってみたかったのでしょう。
逆に、女教皇から連想される、ストイックさや地道さは疎ましかったのだと思います。

それからまた何年かたって、
ふとその時のことを思い出し、今、好きなカードは何かな? と考えたことがあります。

星でした。

その頃の自分は、きらきらとした希望や夢を抱いていたのかもしれません。
よく憶えていませんが(笑)。

そして、今。
どのカードが好きかなぁって、考えてみました。
すぐに決まりましたよ。
でも、内緒にしておきます。

好きなカード(もしくは好きじゃないカード)を1枚選んでみるだけで、
ずいぶんと、その時の自分を客観視できるのには驚き!です。


2016年9月27日火曜日

THE TOWER(塔)について、気づかされたこと

目黒アンジェリカには、マルセイユ版タロットの先生がいらっしゃるので、時々占っていただきます。
(私はライダー・ウェイト版)

マルセイユ版タロットとライダー・ウェイト版タロットは、絵柄も占い方も違うので、解釈も少し違ってくるように思います。

以前、占っていただいたときの「タワーは会社を象徴している」という見立ては新鮮でしたし、
他の先生が「積み上げないと」おっしゃったのも、目からうろこでした。

ウェイト版では、タワーが出たときは、突然の衝撃的な出来事と読みます。
今までと何かがガラリと変わってしまうような、思ってもいなかったような出来事です。

そして、その出来事は自分の内からなるものではなく、外(天)からもたらされるものです。
天啓、青天の霹靂、といったところでしょうか。

ですから、積み上げるというよりは、まずは、積み上げたもの(今までの生活や仕事など)が崩壊する、という前提があります。

恋愛のご相談であれば、ひとめぼれやスピード婚、浮気の発覚、電撃離婚などがあるかもしれません。

私の大好きなフィギュアスケートであれば、良い成績を出した後、なかなか結果が出せなくなったり、ケガに悩まされる、なども、まさにタワーを連想させます。

どちらにしても、自身の世界の再構築が必要とされる状況です。
でも、その崩壊は、再構築によるステップアップ、より良い未来への必然なのです。

そう思うと、積み上げたものが崩れて、また「積み上げる」わけで、そこが一番大切なところだなぁと改めて。

それから、ビジネス上の激変。
倒産やリストラ、予想外の異動、プロジェクトの失敗などは、タワーを「会社」に見立てると分かりやすいかもしれないなぁと気づかされたり。


そんな風に、占っていただくことで、はっと気づかされることも多く、いつもありがたいと思っていますし、いろいろな占いを体験するのは大事なことだと感じています。


※写真、左がライダー版、右がマルセイユ版



2016年9月26日月曜日

割とよく出るカード ~ペンタクルの5~

カードのお話が続きます。

ライダー版のタロットは、全部で78枚です。
大アルカナの22枚だけで占うことや16枚のコートカード(人物カード)だけで占うこともあるのですが、私は78枚のカードで占うのが好きです。

枚数が多いので、占っていて、割とよく出るなーというカードと、珍しいのが出たなーと思うカードがあります。

ペンタクルの5は、割とよく出るカードで、それは、相談に来る方が基本的に悩みを抱えていらっしゃるからじゃないかとも思います。

基本の意味は。

今は、孤独や悲しみ、悩みに囚われているけれど、周囲はいつでもあなたに救いの手を差し伸べてくれるよ! 悩んでいるのはみんな同じ、ツラいのは自分だけじゃないよ! みたいな。

勇気づけているようで、けっこう後ろ向きなカードかも。。。

(※悩みの種類や周りのカードによって、リーディングは変わります)

それでですね、話が少し飛ぶのですが、私は年の初めにいつも自分の一年を占っていて、9月のカードがペンタクルの5だったんですね。

そうしたら、月の初めはそうでもなかったのに、月の半ばごろから、何だかやっぱりちょっと、意味もなく悲しくなっちゃったんですよねー。
人間関係で妙に疎外感を覚えたり、思うようにならなかったことをいつまでも引きずっちゃったり。

まぁ、でも、そっかー。そういう月だもんな。
まぁ、いいや、それならそうで、悲しくなっておこう。
早く来月になるといいなー、と過ごしているという(笑)←でも、来月のカードもイマイチなのですが~(ちょっと涙)


とにかく! 

占いは、そのくらい気楽がちょうどいいと思っております。


2016年9月24日土曜日

悪魔は悪いカードかな???

これまた占いカフェでの話なのですが。
お客様が、以前されたタロット占いで悪魔が出て。。。と悲しそうにおっしゃっていたので。

悪魔は悪いカードかと言うと。
ちょい悪カードかな(笑)。

例えて言うなら、
夜中のラーメンは、美味しかったり。
不倫だから、より燃え上がったり。(恋愛のご相談で悪魔が出た場合、かなりの確率で不倫中)
親や先生に怒られると思うことほど、やってみたかったり。

悪い事って、案外魅力的だったりするのよね。。。

正位置で出た場合、喜んで、または自分から進んで悪魔の鎖に繋がれていると読みます。

よほどの聖人君子でない限り、心の中に悪魔を飼っているもの。
時にはブラックな自分が心地よいことだってある。

悪魔のカードは恋人たちのカードと構図が一緒なんです。
悪魔に描かれているのは、楽園を追放されて、悪の魅力にとらわれたアダムとイブの姿。
そして、恋人たちのキーワードは「選択」。
意味深だなぁ。。。

わたしたち、楽園に生きているわけじゃないんだから、やっぱり悪魔が顔を出すことはあると思うんですよ。

で、それに気づいたら。
その時、どうするかは自分で決めること。
タロットは、自分の心を見つめ直すためのツールでもあるので。

2016年9月21日水曜日

愚者と死神は同一人物!?


先日の占いカフェで引いた中で、心にかかったカードの話をしたいと思います。

THE FOOL(愚者)はライダー版では0(ゼロ)、始まりのカードですので、「新たなスタート」と読みます。

そこでふと思い当たったのが、DEATH(死神)のカード。
死神は再生を意味し、「リセットしてスタート」を意味します。

両方ともスタート!

実は、愚者と死神の絵の中の人物は、同一人物という説があるんです。
愚者の頭の赤い羽根が死神の頭にもついているでしょう?
愚者が手に持っていた白バラが、死神が持つ旗に描かれています。
そして、愚者を祝福するかのように頭上に輝いていた太陽は、死神の向こうに新しい未来を暗示するかのように昇ろうとしています。

ゼロから始まって13までの間、人間界を巡ってきた旅人は、人間界での旅を終え、天上界へ進みます。
実際に12までのカードは、10の運命の輪を除いて人ばかり。
14以降は大天使、悪魔、星、月、太陽と続きます。(実は、悪魔の後に塔が入るのですが)

同じスタートだけれど。
何のしがらみもなく負うべき荷物もない故に本能のままにできるスタート(愚者)と
今持っているものを思い切って捨てなければ先に進めないスタート(死神)。

同じスタートだけれど。
愚者は夢と希望で顔を上げ(足元は見ていない)、死神は(過去を馬の足で踏みしだき)まっすぐに進むべき方向を見つめる。

一言でスタートと言ってもいろいろと。
タロットは奥深いと思いませんか?


2016年9月20日火曜日

9月18日(日) Bar Duettoで占いバーを開催しました


毎月第3日曜日は、Duetto(デュエット)さんで、占いバーを開催しています。

今回は5名の鑑定をしました(西洋占星術、タロットなど)。
足を運んでくださったお客様、ありがとうございました。

デュエットは靴を脱いでくつろげる、雰囲気の良い隠れ家バー。
占いにいらしたお客様は、占いの余韻に浸りながら美味しい飲み物をゆったりと愉しんでゆかれますし、もちろん、バーのお客様が占いを試していかれることも。
プラスのオーラに満ちた心地よい空間は、オーナーご夫妻の温かいお人柄のたまもの。
場所は、目黒通り沿い、庭園美術館向かい側、OK白金ビル7Fです。

占いバーは、毎月第3日曜日の16時から20時まで(最終受付は19時半)。
料金は30分3000円(延長は10分1000円)です。
別途ワンドリンクのオーダーをお願いしています。

次回は、10月15日(日)の予定です。
どうぞ、みなさま、お気軽にお立ち寄りください。


2016年9月17日土曜日

9月15日(木) メサ・グランデさんで占いカフェを開催しました

毎月第3木曜日の14:00~17:00、コミュニティ・カフェ「メサ・グランデ」さんて、占いカフェを開催しています。

http://mesa-grande.blogspot.jp/

いらしてくださったお客様、ありがとうございました。
お世話になっているメサのみなさまにも感謝感謝です。

今回はお仕事や恋愛のご相談に乗りました。

それにしても恋愛模様は人それぞれね、としみじみ。
今は恋愛よりもお仕事の方、直感を信じて恋を成就させてほしい方、本当にいろいろです。

カードのお告げにうんうんとうなづく方もいれば、なかなか納得できない方もいらっしゃいます。
けれども、占いの結果から何かに気づいて、何らかの形で生かしていただけたらなぁと、いつも願っています。

来月の占いカフェは、10月20日(木)14:00~17:00(最終受付は16:30)です。
料金は30分2000円(延長は15分1000円)。
別途1品以上の飲食をお願いいたしております。

みなさまのご相談をお待ちしています。
どうぞお気軽においでください!


2016年9月11日日曜日

自分の「ヴィーナスとマルス」をイメージ!

この夏の旅ではロンドンのナショナル・ギャラリーも訪れた。
2,300点以上の西欧絵画を入場無料で拝観できることに驚き、狐につままれたような気分で鑑賞する。2014年の夏から一般入場者の写真撮影が許可されることになったということで、恐縮しながら名画をバチリと撮影させてもらい、ギャラリーの懐の深さにさらに感激した。



その時に撮影した作品から15世紀フィレンツェ派のボッティチェリの代表的な神話画『ヴィーナスとマルス』を紹介したい。この作品では疲弊した軍神マルスが無防備に横たわり、
愛と美の象徴である女神ヴィーナスは憂いのある表情でそのマルスを見つめている。



美しい姿で具現化されているヴィーナスとマルス。ご存知の通り西洋占星術ではヴィーナスは金星、マルスは火星である。二つの惑星それぞれの代表的な象意をいうと、火星は~したいという欲望のもとに行動する攻撃的なエネルギーや女性にとっての理想の男性像を示し、一方金星は美しいものを愛で、人と関わる中で見出す価値や好みを表し、男性にとっての理想の女性像を示すといわれている。

二つの惑星のマーク♀(金星)♂(火星)である占星学上の象形文字が、現在の生物学上の男性・女性のシンボルマークとして使われるようになったということだ。

自分の出生ホロスコープ上、金星と火星は何の星座の何ハウスに位置しているか、そして、他の惑星とどんなアスペクトを結んでいるのか、もしくは結んでいないのか。美しいボッティチェリの作品から宇宙の惑星たちにに思いを馳せ、出生ホロスコープという舞台で自分のヴィーナスとマルスがどんな姿をしているのかイメージしてみると、自分という人間がまた違って見えてくるかもしれない。

2016年9月3日土曜日

ロンドン"THE ASTROLOGY SHOP"へ!!

この夏パリ―ロンドンーパリ旅行にでかけ、ロンドンを訪ねるなら必ずここへ!と願っていた"THE ASTROLOGY SHOP"に行って参りました!デザイン性の高いお店が並ぶお洒落な通り(Neal Street)にあり、思いの外さらりと店内に入っていかれるライトな雰囲気にホッ。




カウンターにいた女性スタッフに写真を撮っていいか尋ねると、お客さんを写さなければいいですよということで記念にバシャバシャとデジカメで外観や店内を撮影させてもらいました。人の出入りの様子から観光名所的なムードを感じながらも精神集中、集中と自分に言い聞かせて店内をひとまわり。






占い関連の小道具やストーン類、タロットカード等が所狭しと並んでいました。
本棚に陳列された占星術関連の書籍は期待していたほどのボリューム感はなかったものの、目星をつけた列の本を片っ端からパラパラとめくり、興味のあるテーマから選ぶという作業を根性で続けているうちに1時間が経過。








そろそろ切り上げなければという所で、鏡リュウジさんもお薦めthe astrology shopならではのコンピューター占星術の申込みをしにカウンターへ移動。せっかくなので自分のネイタルチャートのユング派分析家で心理占星学研究の大家リズ・グリーンの解析による「心理占星学分析」を注文することにして、出生データを申込み用紙に記入しました。







引き続き店内をブラブラして待つこと20分。出来ましたよ~という声がかかり、預かってもらっていた購入予定の書籍と一緒にお会計を済ませ、意気揚々とお店をあとにしたのでした。


帰国してからのお楽しみとばかりにマイ「心理占星学分析」ブックをスーツケースの底に入れっぱなしで旅を続け、自宅で荷ほどきをしてから初めてゆっくりページをめくったのです。コンピュータの占いだもんなぁと少々訝しんで自分のネイタルチャートの心理占星学的分析を読んだのですが、その内容の濃さにびっくり!!コンピューターでここまでできるものかと…


心理学的な深いアプローチは心理学の専門家でないと危険だと思っているため、自分の鑑定の方向性とは違うと心理占星学から距離を置いていたものの、心理学的なアプローチによる分析に考えさせられる点が多かったことも事実。アストロジーショップで購入した書籍を横に置き、自分の本棚で眠っていた『占星学』リズ・グリーン著を取り出して現在再読中となっています。