3月も終わりです。
春の陽気、お花見、春休み、コロナ明け…街の人出に様々なものを感じます。
さて、ジューヨンの今月のカードは「愚者」のリバースでした。
愚者は0番のカード、旅立ちのカード、スタートのカードです。
画の若者は、白バラを片手に少ない荷物を担いで空を見上げて歩いています。
どこまでも自由です。
でも、すぐ先は崖っぷちです。
お供の犬が危ないよ！と吠えています。
このカードが出たら、take
it easy「気楽に行こうよ！」と読みます。
先の困難を思い悩んでも仕方ありません。
あれこれ難しいことは考えず、ピュアな心のままに旅に出ましょう。スタートしましょう。
その先にきっと何かがあるでしょう。
逆位置の場合は、そうは言っても「少しは考えようよ」と読みます。
そうすればつまづくことなく、旅を続けられるでしょう。
または、色々なものに縛られないで「愚者のように自由になりましょう」と読むこともできます。
ジューヨンのカードは逆位置でしたので、「なんとかなる！」と甘い読みをすると仕事で痛い目を見るかもしれない、気をつけなくてはと思って今月を過ごしていました。
おかげさまで、今のところうっかり崖から足を滑らすような事件はなくて一安心です。
でも、改めて考えてみると、今手がけている案件について、固定観念や思い込み、他人の目、周囲の状況などにとらわれないで、愚者のカードが暗示しているように、もっと自由に発想してもいいのかもしれません。
今月もあとわずかですが、もう少しフリーダムになってみようかな。
一方で、プライベートでは、これってまさにフールでは！？というアクシデントがありました。
まず、一泊の出先でお財布を忘れました。
プライベートは常に荷物少ない派で、出先でどうとでもなると考えているのですが、泊りがけの外出でお財布を忘れたのは初めてです。
それでも、交通系ICカードもあるし、スマホの電子マネーもあるし、一泊だしと「ま、大丈夫じゃね？」と高をくくっておりました。
そうしたら、夜ホテルでスマホが固まって画面が動かなくなりました。
その時は、「ああああ！ 冥王星が水瓶座イングレスの前日だからか！？ 最先端技術への警告か！？」と冥王星の力に思いを巡らせていたのですが、後で考えてみたら、まさに少ない荷物で出かけて崖から落ちた愚者そのものでありました。
翌日auショップに駆け込んで復活させていただいたのはいいものの、支払いに必要な身分証明書はお財布とともに自宅にあり、お店の方にご迷惑をおかけするというおまけもつきました。
「お気楽すぎると痛い目に合うよ？ ちょっとは考えようね」とカードがおっしゃっていた通りの事件でした。
それに、足元でワンワン警告してくれていたのは、「お財布なくても大丈夫～」と暢気に構えていた私に無理やり現金を握らせてくれた友人かもしれません。
その節はありがとうございました。たいへんに助かりました。
感謝しています。反省しています。
それにしても、0番愚者とラスボス冥王星の合わせ技は強力だったと言えそうです。
いつもなら、スマホの他にノーパソかアイパッドは持っているから、それでいくつかの問題は解決できたはず。
それなのに今回、スマホでメールの返事もできるし、これひとつの装備でいいかと安易だったところは愚者で、いかにスマホに頼り切っているかを思い知らせてくれたのが、冥王星水瓶座イングレスといったところでしょうか。
正直、スマホがないというだけで、ホテルで時間を持て余しました。
ノーパソを持ってくれば原稿を書けたのになぁとも思いました。
通話機能はもちろんのこと、メールの確認や返事、SNSに情報の検索、電子マネーや買い物アプリ、公演や乗り物のチケット、写真に動画、音楽、電子書籍にマンガ、ゲームなど、スマホはとても便利です。
気がつくと、これ一つに多くの労力や時間を消費している自分がいます。
でも、依存が過ぎると、人間らしい豊かな生活を阻害することにもなりかねません。
つきあい方を考えていかなくてはと、改めて自戒しました。
とは言うものの、アフタータロットの若者は、崖から落ちても片手でぶら下がって、片手で花の香りを楽しんでいます。
人間って懲りない生き物だというのも、また事実だなぁとも思うのです。
（反省しなさい！）
