2019年10月31日木曜日

役割を果たす ~ペンタクルの3~


今日で10月も終わりです。
ジューヨンの今月のカードはペンタクルの3でした。

このカードは、複数の人が協力して物事を成し遂げることをあらわします。
カードに描かれている3人は、職人(技)と司祭である依頼主(精神)、出資者(資力)です。


このカードは、チームワークや役割分担、専門性、熟練を意味していて、
正位置で出れば、それらが活かされている、整っている状態。
逆位置で出れば、未熟な状態。

正位置であれば、能力や技能が評価され、認められる機会を得ると読めるし、専門性を磨き、身につけましょうとも読めます。
逆位置であれば、自分の技術や能力が世間に通用しない、未熟であることに気づく、半人前のため仕事がうまくいかないなどと読みます。

今月は、おかげさまでたくさん校正の仕事をいただいて、分量も多く、締め切りも厳しくで大変ではありましたが、依頼いただける喜びと印刷物制作の一端を担う喜びを得ることができました。(あと、もちろん収入もね)
まさに、ペンタクルの3だったかなぁと思います。

アフタータロットでは、カゴに石ころ?それとも金貨?を背負った彫像が描かれていて、その前には職人が使ったのであろうノミや金づちが置かれた台があります。
そして、それを仕事が終わった職人が眺めています。
実際には、ここにはキリストやマリアなどの宗教上の人物が彫られているのでしょうから、これは職人の心に映る像なのではないでしょうか。
心の目は、これからまだまだ修行が続くこと、そしてそれによってこの先、得られるであろう富や名声を見ているように思います。

カードの世界では、この後、物語は3から4へと進むことになります。





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