2017年4月4日火曜日

生きる占いと生きない占い

ちょーっと長くなるのですが、やはり占いは生かしてこそだと思うんですよ。

占い師さんのキャラが立っていると聞いて、気になっていた占い館がありまして。
HPで調べてみたところ、ちょうどそちらに出かける日に家相と方位の先生がいる!

ただ今、我が家はリフォームとそれに伴う一時的な転居の準備中。 
予約なしで訪れて「家相と引っ越しの方位について相談したいのですが」と言うと、

「何でも観てくれるベテランの先生がいます」とのこと。

お会いすると確かに大ベテランの風情です。

しかし、開口一番「方位なんて言っても、地球は丸いんですからね」とのお言葉。

うーん、方位を大切にしてらっしゃる先生が聞いたら泣いちゃうよ?

そこで、家相と方位の先生は他のお客さんを鑑定中だったかと気づいたのですが、
それならそれで、案内係も「方位の先生は鑑定中ですので、少しお待ちいただくか、他の先生に観ていただくかどちらになさいますか?」という提案は欲しいところ。

お店的に回転も大事かと思うけれど、良心的なところなら、例え先生を指名しても相談内容によっては「そのご相談内容なら、こちらの(専門の)占いで観てもらって、その後必要なら○○先生に観ていただいたらいかがですか?」くらいの事は言ってくれます。

調べてきた先生を指名するべきだったかと思いましたが、時すでに遅し。
仕方がないので、とりあえず観ていただくことに。
「以前引っ越した後に病気が続いて、占い師さんに観ていただいたところ、夫婦そろって引っ越した方角が悪かったと言われたんです」と言うと、

「方位は関係ない。いろいろと観ないと」

というわけで、おそらく算命学で占ってくださったのですが、
「家を動かすには時期が悪い、とにかくあなたは絶対ダメ。健康に害が出る。あなたの時期がよくなる(来年の2月)と、今度はご主人が2年間悪くなる」と。

あのー、リフォームと引っ越しは、大体この時期と言いましたよね?
多少の前後はできても、年単位での変更はできません。
だからこそ、時期はよけられなくても、せめて方位だけでもと思って相談に来ているわけですよ。

挙句に「あなた結婚運が悪いわね。そういうのも障るから」と。

えーっと。既に結婚して四半世紀。いまさら言われてもなんですが。離婚して独身に戻れというわけじゃないですよね?

「で、結局、どうしたらいいんでしょう?」と聞くと、

「どうしようもない。寒川神社で方位除けのお祓いをしてもらったら?」と。

それも、熱心に「していただいたらいいですよ、是非そうなさい」という熱心なオススメでもなく、「まぁ、効かないと思うけどね」というニュアンス。

何だか救いがないなー。

自分も勉強しているので、時期と方位をよけるのって、けっこう厄介だと分かっています。
そこを何かいい抜け道はないかと、プロのアドバイスが欲しくて来ているわけです。

時期が決まっていると以上、時期をとやかく言っても仕方がないし(多少ならよけられるけど)、いまさら、結婚運が悪いというのもどうなんだろう???
こういう占いって、何のプラスも産まないと思うの。

もし、結婚前のご相談者さんの結婚運が悪ければ、(結婚運が悪いとは言わずに)
「あなたは、電撃結婚には向いていませんね。ご両親やご友人がすすめる方と結婚するか、信頼できる方にご相談してから結婚をお決めになった方がいいですよ」など、できるだけいい結婚になるようにアドバイスができますけどねー。

先日、鑑定いただいた西谷先生は、時間の終わりごろに「今度引っ越しがあって」と言うと、次の予約の方がいらしているのに、必死で良い方角を探してくださって、かつ大事なアドバイスもいくつか付け加えてくださるなど、大変前向きな鑑定でした。
それに、その他の鑑定も、「よしがんばろう!」と、明るい気持ちになれるようなもの。

人生いい時も悪い時もあるし、もって生まれた宿命もあるかもしれない。


だから、どうしたらいいのか、これからどう生きたらより幸せになれるのか、それを示してあげるのが占いの役目。
ご相談者にポジティブな気持ちになってもらってこそ、と改めて思ったのでした。



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