何かが足りない、完結しない ～カップの10（リバース）～

7月も半ばです。

ジューヨンの今月のカードは、カップの10（リバース）です。

いいカードが逆位置だと、やはり残念な気持ちになるのは否めません。

逆位置だけど、いいカードだしねとは思いますし、お客さまにもいつもそうお伝えするんですけどね。

ただ、逆位置にはいい面もあるんですよね。

なぜなら、このカードが正位置で出れば、「よかったね！今の幸せを享受していいよ！」というような、「四の五の言わずに満足すればよろし」というような、どこか受け身で押し付けがましい意味になりますが、

逆位置には何がしかのアドバイスやヒントが含まれているから、自分で前向きに自身や今の状況を変えていくことができるからです。

カップの10を逆位置から正位置にするために、できること、足りないものは何なのか？

正位置が、家族や仲間などと共にする喜びや充足、幸せだとしたら、（惜しくも）そうならないのは、何故なのか？

それを考えて、心がけて、努力することができるわけです。

ジューヨンは、逆位置だからといって、全く正反対の意味に取るのは違うと思っています。

例えば、カップの10の場合、正位置が家庭円満なら、逆位置が家庭崩壊ではないと思うのです。

あとちょっとで、円満なのに、どこかボタンを掛け違っているような、すれ違っているような、少しだけ何かが足りないような・・・。

なので、逆位置で出ても、そこさえ軌道修正すれば、ちょびっと気をつければ、幸せは完成するよ！正位置になるかもよって読みます。

だから、今月は何事も「自分自分」とならないように、家族や仲間との関係に気を配ってみるのが大事かなと思っています。

周りの人を大切にしたり、感謝したり、思いやりをもって接したり。

きっとそうすることで、自分自身もより幸せを感じられるということでしょう。

人は一人ぼっちでは幸せになれないものです。

もちろん、一人で「うふふ」っていう喜びもありますし、そういう時もあっていいのですが、きっと今月は笑顔をみんなで分かち合った方が幸せになれるということ。

それをカードが教えてくれているのだと思います。