2019年11月30日土曜日

周易・六十四卦について ⑳風地観(ふうちかん)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


今回も周易・六十四卦について。


※※※


二十回目は、「風地観(ふうちかん)」。


単に「観(かん)」ともいいます。


記号は







上が八卦の「巽」、下が八卦の「坤」です。


「風地観」は、「みる」と読みますが、「仰ぎ見る」、または「示す」という意味を持っています。


周易には、「盥而不薦。有孚顒若」とあり、「てあらいてすすめず。まことありてぎょうじゃくたり」と読み下します。


意味は、


「手を洗い清めてもなお神への供物をすぐには捧げず尊崇の念から仰ぎ見ているように、誠心誠意で恭しい」


です。(わー、これも易の大家にぶっとばされそうな訳です)


周易で占って「風地観」を得たら、誠心誠意、懇切丁寧に行動しつつ、今は様子を見る時期です。


これは仕事にも恋愛にも当てはまります。


すぐに成果を上げようとしないほうがよい時です。


また、「手を洗う」ということから、身を清めるとこ、そこから、身辺を整理することの象徴でもあります。


単純に手を洗え、風呂に入れ、ということを表している場合もあるかもしれません(笑)


この卦を得たときは、とにかく恭しく、丁寧さを心がけつつ、対極を見る目を養ってください。


※※※


次回は「火雷噬嗑」についてお話していきます。

周易・六十四卦について ⑲地澤臨(ちたくりん)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


今回も周易・六十四卦について。


※※※


十九回目は、「地澤臨(ちたくりん)」。


単に「臨(りん)」ともいいます。


記号は






上が八卦の「坤」、下が八卦の「兌」です。


「地澤臨」は、字のまま、物事に「臨む」という意味です。


周易には、「元亨利貞、至于八月有凶」とあり、「おおいにとおりてただしきによろし、はちがつにいたりてきょうあり」と読み下します。


意味は、


「大いに実現する。誠実であるからこそよろしい。八月になると凶である」


です。


八月は要注意ですね。


周易で占って「地澤臨」を得たら、物事にいよいよ取り組まなければならない時です。


しかし、そのときに大切なのは自分の心持ちです。


仕事では、懸命に取り組むだけでなく、知識も必要ですし、真摯な態度も欠かせません。


ゴマすりは禁物です。


恋愛では、誠心誠意の一言に尽きます。


生半可な気持ちでは、結局だめになります。


また、なにかの時期を占った場合、八月、今でいう九月は避けた方がいいかもしれませんね。


この卦を得たときは、真摯な姿勢で全力で取り組むことで、道が開けるというメッセージです。


※※※


次回は「風地観」についてお話していきます。

2019年11月29日金曜日

周易・六十四卦について ⑱山風蠱(さんぷうこ)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


今回も周易・六十四卦について。


※※※


十八回目は、「山風蠱(さんぷうこ)」。


単に「蠱(こ)」ともいいます。


記号は






上が八卦の「艮」、下が八卦の「巽」です。


「山風蠱」の「蠱」は食べ物に虫がたかっているさまを表しており、「やぶれる」という意味です。


また、「蠱惑(こわく)」、つまり「惑わす」意味もあり、まじないを使うという暗示もあります。


周易には、「元亨。利渉大川。先甲三日。後甲三日」とあり、「おおいにとおる。たいせんをわたるによろし。こうにさきんじてみっか。こうにおくれてみっか」と読み下します。


意味は、


「大いに実現する。大きな川を渡るような大きな行動を取るにふさわしい。十干の甲より三日前は辛で『新たにする』に通じ、甲より三日後は『丁』で『丁寧』に通じる」


です。


最後のところなんて、クイズというか、頓智というか、暗号というか。


易って面白いですよね、ほんとに。


周易で占って「山風蠱」を得たら、だめな部分を徹底的に正していく時期です。


原典には「父のやぶれを正す」とあり、仕事では前任者ができていなかったところや間違いがあったところを、丁寧に一つずつ正していかなくてはなりません。


恋愛でも、今までの恋愛で得た自分の弱点を振り返って、心新たに、丁寧に愛を育んでいく時です。


そうすると、最終的に希望が実現するということです。


もう一つ、山風蠱は、年上の女性が若い男性を悩殺している象徴でもあります。


心当たりのある方は、気をつけてくださいね(笑)


この卦を得たときは、まず、今までのやり方に甘んじないで、問題を解決すること。


その上で丁寧に欠点を直していくことが重要です。


※※※


次回は「地澤臨」についてお話していきます。

周易・六十四卦について ⑰澤雷随(たくらいずい)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


今回も周易・六十四卦について。


※※※


十七回目は、「澤雷随(たくらいずい)」。


単に「随(ずい)」ともいいます。


記号は






上が八卦の「兌」、下が八卦の「震」です。


「澤雷随」の「随」は「従う」という意味を持っています。


周易には、「元亨利貞。无咎」とあり、「おおいにとおるただしきによろし」と読み下します。


意味は、


「大いに実現する。誠実だからこそよろしく、失敗はない」


です。


周易で占って「澤雷随」を得たら、自我を貫かず人に従ったほうが吉です。


仕事では自分の意見を無理に通さず、相手の意見に従うほうがうまくいきます。


恋愛でも、相手を立てた方がうまくいきます。


また、もし不規則な生活になってしまっていたら、早寝早起きを心がけ、食生活を見直すと良い時でもあります。


この卦を得たときは、とりあえず人の意見に従ってみることで、最終的に自分の願望が実現できるメッセージです。


※※※


次回は「山風蠱」についてお話していきます。

2019年11月28日木曜日

次の物語が始まる ~ソードの10~


関東は雨続きで、急に冷え込んできました。
もう11月も終わりですね。

ジューヨンの今月のカードはソードの10(リバース)でした。


めった刺しですよ。
「もうだめ、死ぬ~」って感じ?

ま、でも意外と「もうだめ、死ぬっ!」て日常的につぶやいているかも? しれない? かな?
疲れたよ~、荷物重いよ~、道に迷ったよ~、原稿書けないよ~、腰が痛いよ~、目が見えないよ~、寒いよ~、もうだめだ~、死ぬ~って(まだまだ他にもありそう・笑)。

実際にちょっとつらそうなカードが出たところで、身近に引き寄せてみればこんなものだと考えてOK!

例えば、今日のカードを引いてタワーが出て、どんなショッキングなことが起こるのかしら? とドキドキしていても、昼間は晴れていたのに、帰りに土砂降りに合った、雷まで鳴った! ひーーーっ! てことかもしれません。
だって、これだってちゃんと「予期せぬ、突然の、衝撃的な、出来事」ですもの。

さて、ソードの10については以前も書きました。
もしよろしければ、カードの意味については、こちらをお読みください。


で、ジューヨンのカードはリバースですので、背景の夜明けにスポットライトが当たります。
夜は明け、剣は抜け落ち、次のストーリーが始まります。
で、ソードの物語の次はペンタクル、つまり金貨の物語だよね!?(ちょっと嬉しい)
信念を貫いた後は、物質的な修行へ。
がんばりまーす!!

ところで、アフタータロットのソードの10は仲間に運ばれちゃっています。
なにこれ? 弔われちゃうの? かしら? 
きっと、みんなはこれまでのあなたの勇気を讃えてくれることでしょう。。。
ジエ~ンド。






周易・六十四卦について ⑯雷地豫(らいちよ)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


今回も周易・六十四卦について。


※※※


十六回目は、「雷地豫(らいちよ)」。


単に「豫(よ)」ともいいます。


記号は






上が八卦の「震」、下が八卦の「坤」です。


「雷地豫」は、予定の「予」であり、「予め準備する」意味を持っています。


あるいは、「楽しみ」の象徴でもあります。


周易には、「利建侯行師」とあり、「こうをたて、しのおこなうによろし」と読み下します。


意味は、


「諸侯に領地を守らせ、軍師を戦に赴かせるのによろしい」


です。



周易で占って「雷地豫」を得たら、目の前に迫った大仕事に向けて最終的な準備をする時期です。


仕事でも恋愛でも、「豫」は楽しみの意味で、自信もあり、実力もありますが、だからと言って楽しみに溺れ遊びふけっては努力が水の泡です。


今は確実に、着々と行動すべきとき。


すべてを終えたあと、安心して楽しみを満喫できるのです。


「雷地豫」には、気を緩めず、抜かりなく実行すれば、最終的に楽しみや喜びが待っているというメッセージが込められています。


※※※


次回は「澤雷随」についてお話していきます。

周易・六十四卦について ⑮地山謙(ちざんけん)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


今回も周易・六十四卦について。


※※※


十五回目は、「地山謙(ちざんけん)」。


単に「謙(けん)」ともいいます。


記号は






上が八卦の「坤」、下が八卦の「艮」です。


「地山謙」は、謙虚の「謙」で、「へりくだる」という意味を持っています。


周易には、「亨。君子有終」とあり、「とおる。くんしにおわりあり」と読み下します。


意味は、


「実現する。志のある人は最後に事を成すだろう」


です。


へりくだるのに実現するってなんだかピンと来ないかもしれませんね。


「へりくだる」=「謙虚でいる」と捉えてください。


周易で占って「地山謙」を得たら、とにかく謙虚さを一番大切にすること。


仕事である程度上の立場であっても、だれにでも謙虚に。


パートのおばさまにも、警備のおじさんにもですよ!


恋愛にしろ、学業にしろ同じです。


そうすれば、最終的に「終わり有り」つまり、目的を達成できるということなのです。


ずっと長く引きずって困っていたことがあるとしたら、ようやく決着がつく暗示。


また、頑張りすぎていたとしたら、一歩引いてみると良い時です。


意外にも嬉しい結果につながるかもしれません。


この卦を得たときは、自分が上に立とうとか、前に出ようとせず、人を立ててあげることがカギです。


※※※


次回は「雷地豫」についてお話していきます。

2019年11月27日水曜日

周易・六十四卦について ⑭火天大有(かてんたいゆう)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


今回も周易・六十四卦について。


※※※


十四回目は、「火天大有(かてんたいゆう)」。


単に「大有(たいゆう)」ともいいます。


記号は






上が八卦の「離」、下が八卦の「乾」です。


「火天大有」は、「天」の真ん中に「太陽」が輝いているさまを象徴しています。


周易には、「元亨」とあり、「おおいにとおる」と読み下します。


意味は、もうお分かりだと思いますが、


「大いに実現する」


です。


なんか、「乾為天」以上にシンプルですね(笑)


周易で占って「火天大有」を得たら、「いい感じ」の結果です。


「火天大有」は「大いに有る」という意味もあり、仕事にしろ、恋愛にしろ、お金にしろ、天に太陽があるがごとく、素晴しいものを得られる時です。


女性の経営者を占ってこれが出たら、男性の社員に助けられている形でもありますが、一方で浮気相手の男性が多い雰囲気もあります。


この卦を得たときは、太陽のように、温かくも堂々としているように心がけること。


そうすれば人から尊重され、好かれます。


※※※


次回は「地山謙」についてお話していきます。

周易・六十四卦について ⑬天火同人(てんかどうじん)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


今回も周易・六十四卦について。


※※※


十三回目は、「天火同人(てんかどうじん)」。


単に「同人(どうじん)」ともいいます。


記号は






上が八卦の「乾」、下が八卦の「離」です。


「天火同人」は、志を「同じくする人」という意味です。


周易には、「同人于野。亨。利渉大川。利君子貞」とあり、「ひととおなじくするはのにおいてす。とおる。たいせんをわたるによろし。くんしただしければよろし」と読み下します。


意味は、


「同志と集うには野原で集うように堂々とすること。実現する。大きな川を渡るような大きな行動を取っても良い。志のある人は誠実であればこそ良い」


です。


周易で占って「天火同人」を得たら、自分と目標や目的が一致した仲間と行動を起こすのが吉です。


そうすれば、大きなことも成し遂げられるという意味が含まれています。


ただし、こそこそ行動するのではなく、堂々と行動することがカギ。


つまり、仲間内だけを贔屓するのではなく、方向性が違う人とも公平に付き合うことを忘れないでください。


仕事なら、チームの方向性が同じで、プロジェクトを成功させやすい時です。


恋愛なら、趣味が合う人や、気心が知れた人、価値観の似た人が相手で、吉です。


この卦を得たときに一番大切なのは、自分が納得のいく仲間と一緒に目標に向かうこと。


公平に付き合うことは大切ですが、自分と合った人をしっかり見極めましょう。


※※※


次回は「火天大有」についてお話していきます。

2019年11月26日火曜日

周易・六十四卦について ⑫天地否(てんちひ)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


今回も周易・六十四卦について。


※※※


十二回目は、「天地否(てんちひ)」。


単に「否(ひ)」ともいいます。


記号は






上が八卦の「乾」、下が八卦の「坤」です。


「天地否」は、否塞(ひそく)の「否」で、「ふさがる」という意味を持っています。


周易には、「之匪人。不利君子貞。大往小来」とあり、「これひとにあらず。くんしただしきによろしからず。たいゆきてしょうきたる」と読み下します。


意味は、


「これは人の道に外れている。志のある人物が誠実に行ったとしてもだめだ。素晴しいものが去って、つまらないものが来る」


です。


前回の「地天泰」と真逆で、天は上へのび、地は下へのび、お互いに相いれないという形です。


周易で占って「天地否」を得たら、現状を無理やり変えようとしてもうまくいきません。


仕事にせよ恋愛にせよ、いったん諦めたほうが賢明かもしれませんね。


また、「素晴しいものが去ってつまらないものが来る」ことを意味しますから、人事や友人関係などもうまくいかない時です。


この卦を得たときは、自分の才能や実力を隠し、おとなしく時を待つことが重要です。


または、自分の望みが果たして本当に正しいものなのか、もう一度考え直す時期にきているかもしれません。


しかし、物事で変化しないものはありません。


必ず道は開けることを忘れないでください。


※※※


次回は「天火同人」についてお話していきます。

周易・六十四卦について ⑪地天泰(ちてんたい)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


今回も周易・六十四卦について。


※※※


十一回目は、「地天泰(ちてんたい)」。


単に「泰(たい)」ともいいます。


記号は






上が八卦の「坤」、下が八卦の「乾」です。


「地天泰」は、安泰の「泰」で、「安らか」という意味を持っています。


周易には、「小往大来。吉亨」とあり、「しょうゆきてたいきたる。きちにしてとおる」と読み下します。


意味は、


「つまらないものが去って、素晴しいものが来る。吉であり、実現する」


です。


この卦は天地和合の象徴です。


なぜなら、天は上へのび、地は下へのびると考えられ、天と地がお互いに合わさる形を示しているからです。


易者のシンボルマークにこの「地天泰」を使う人も多くいます。


※※※


周易で占って「地天泰」を得たら、こう言いたいですね。


「よかったじゃん!」


それくらい、何事においても良いです。


仕事は雇われていようが事業を起こそうが安泰なときですし、結婚もよくまとまって吉です。


恋愛なら、結婚を考えてもOK。


また、転職や、失恋の時などは、「つまらないものが去って素晴しいものが来る」ことを意味しますから、単に安泰だけでなく、進展や発展もあります。


この卦を得たときは、とにかく物事がうまくいく時、あるいは良くなっていく時期です。


もしうまくいかないことがあっても、落ち着いて行動することによって、運を開いていけます。


※※※


次回は「天地否」についてお話していきます。

2019年11月25日月曜日

周易・六十四卦について ⑩天澤履(てんたくり)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


今回も周易・六十四卦について。


※※※


十回目は、「天澤履(てんたくり)」。


単に「履(り)」ともいいます。


記号は






上が八卦の「乾」、下が八卦の「兌」です。


「天澤履」は、履修の「履」で、「ふむ」をという意味を持っています。


周易には、「履虎尾不咥人。亨」とあり、「とらのおをふむもひとをくらわず。とおる」と読み下します。


意味は、


「虎の尾を踏んでも人は食われない。実現する」


です。


なんだか物騒で、ちょっと意味が分かりにくいですよね。


これは、虎のように恐れ多い人物でも、礼節を尽くしていれば咎められることはなく、望みが実現するという意味です。


周易で占って「天澤履」を得たら、その道を良く知る人に教えてもらいましょう。


仕事なら、信頼している上司や先輩に教えを請いながら、恋愛や結婚なら、親や結婚している友人で信頼のおける人によく相談すると良いときです。


この時大切なのは、礼儀や誠意を尽くすことです。


そうしないと、怒った虎に食べられてしまうかもしれませんからね(笑)


この卦を得たときは、先達に導いてもらうというメッセージが大きい時です。


態度や言葉づかい、お礼の気持ちの表し方などに注意してください。


※※※


次回は「地天泰」についてお話していきます。

周易・六十四卦について ⑨風天小畜(ふうてんしょうちく)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


今回も周易・六十四卦について。


※※※


九回目は、「風天小畜(ふうてんしょうちく)」。


単に「小畜(しょうちく)」ともいいます。


記号は






上が八卦の「巽」、下が八卦の「乾」です。


「風天小畜」の「小」は「少しだけ」、「畜」は「とどまる」を意味を持っています。


周易には、「亨。密雲不雨、自我西郊」とあり、「とおる。みつうんありてあめふらず、わがせいこうよりす」と読み下します。


意味は、


「実現する。雲が立ち込めているがまだ雨は降らない。雨は私の故郷の西側から降るのだ」


です。


意訳ですが、「私の故郷の西側」という「私」は、中国古代の聖人である周の文王のことです。


伝説によれば、文王は八卦を元に六十四卦を創った人物と言われています。


※※※


周易で占って「風天小畜」を得たら、「少しとどまる」あるいは、「少し蓄える」の意味です。


仕事でも恋愛でも、もどかしくて足止めを食らっているときですが、やがて進展していく象徴です。


金運を占った時は、少し儲かるということ、また、ちょっと財産ができるという意味です。


もし、懲役や禁固、幽閉、そのほか身動きが取れない時期であれば、腐らず自分を磨いていれば必ず運が開けるということ。


この卦を得たときは、足止めされても焦らなければ、大それたものではないけれども、得るものがある、というメッセージです。


また、大きすぎる成果を求めすぎず、小さな収穫で足るを知ることも大切な時です。


※※※


次回は「天澤履」についてお話していきます。

shufoo!(シュフ―)11月25日~12月1日の運勢


ジューハチバン先生が鑑定。
大好評のシュフ―!今週の運勢(毎週月曜日配信)です。


今週の1位は射手座さん。自分の可能性を広げる大事なタイミング。やれることは積極的に頑張って! 金運も◎。

26日に金星が山羊座へ。27日に射手座で新月。今まで挑戦してきたことをパワーアップして力強く幸運を引き寄せていきたい。


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2019年11月24日日曜日

周易・六十四卦について ⑧水地比(すいちひ)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


今回も周易・六十四卦について。


※※※


八回目は、「水地比(すいちひ)」。


単に「比(ひ)」ともいいます。


記号は






上が八卦の「坎」、下が八卦の「坤」です。


「水地比」は、親比の「比」で、「親しみ」を象徴しています。


周易には、「吉。原筮、元永貞、无咎。不寧方来。後夫凶」とあり、「きちなり。ねがいうらないて、おおいにながくただしければ、とがなし。やすからざるものまさにきたる。おくるればそれきょうなり」と読み下します。


意味は、


「吉である。願って占い、大いに長期間誠実であるならば、失敗はない。親しくなかった者とも打ち解ける。ぐずぐずしていては凶である」


という感じです。


周易で占って「水地比」を得たら、周囲の人々と親しみ合い、助け合っていくときです。


仕事では、周囲と協力し合ってやっていくときです。


たとえ苦手な相手でも、諦めず、根気よく誠意をもって丁寧に接していれば、最終的に協力を得られます。


ぐずぐずしてはいけません。


恋愛や結婚を占った場合、グループで付き合ったり、大勢で集まると吉。


でも、相手がぐずぐずしている人なら、やめたほうがいいという暗示です。


この卦を得たときはとにかく周りとの調和と協力を意識すること。


また、だれにでも丁寧に付き合うことの大切さを表しています。


※※※


次回は「風天小畜」についてお話していきます。

周易・六十四卦について ⑦地水師(ちすいし)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


今回も周易・六十四卦について。


※※※


七回目は、「地水師(ちすいし)」。


単に「師(し)」ともいいます。


記号は




上が八卦の「坤」、下が八卦の「坎」です。


「地水師」は、軍師の「師」で、「指導者」を象徴しています。


周易には、「貞。丈人吉无咎」とあり、「ただし。じょうじんなればきちにしてとがなし」と読み下します。


意味は、


「誠実であること。よくできた人物であれば失敗はない」


という感じです。


周易で占って「地水師」を得たら、慎重に行わなければならない難しい局面の責任を負わされているときです。


仕事では、地位も得られ、大きな成果も上げられる象徴ですが、その分自分の実力が伴わなくてはなりません。


恋愛や結婚相手を占った場合、一人の男性に女性がたくさんいる象徴です。


また、仕事が楽しくて恋愛どころではないといった感じでしょうか。


この卦のには、地位には責任が伴うので、上の立場になっても自分の力を磨くことを怠らないで、というメッセージが込められています。


※※※


次回は「水地比」についてお話していきます。

2019年11月23日土曜日

周易・六十四卦について ⑥天水訟(てんすいしょう)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


今回も周易・六十四卦について。


※※※


六回目は、「天水訟(てんすいしょう)」。


単に「訟(しょう)」ともいいます。


記号は




上が八卦の「乾」、下が八卦の「坎」です。


「天水訟」は、字のごとく、「訴訟」や「裁判」を象徴しています。


周易には、「有孚窒。惕中吉。終凶。利見大人。不利渉大川」とあり、「まことありてふさぐ。おそれてちゅうすればきち。おえればきょうなり。たいじんにまみえるによろし。たいせんをわたるによろしからず」と読み下します。


意味は、


「誠意があっても思うとおりにならない。慎重に中庸公平を心がければ吉。自分の思いを遂げようと無理に物事を進めれば凶。立派な人物に会うと良い。大きな川を渡るような、大きな行動に出るのはよろしくない」


という感じです。


周易で占って「天水訟」を得たら、仕事や事業、学業では、雇っている人や下請け業者、学生、後輩などから不満が出ないように気を付けたほうが良い時です。


喧嘩や訴訟でこの卦を得た場合、相手が悪かったとしても、相手を追い詰めないほうが吉です。


こちらが正しくても相手が陰険という暗示があるからです。


恋愛や結婚相手を占った場合、争いを意味するのであまりよくありません。


しかも、自分より相手に譲るほうが得策ですので、冷静な判断を心がけると良いです。


この卦の一番大切なメッセージは、相手が悪くて腹が立つときも、相手を追い詰めず、慎重さと中庸さを忘れない、ということです。


※※※


次回は「地水師」についてお話していきます。

周易・六十四卦について ⑤水天需(すいてんじゅ)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


今回も周易・六十四卦のシリーズです。


※※※


五回目は、「水天需(すいてんじゅ)」。


単に「需(じゅ)」ともいいます。


記号は




上が八卦の「坎」、下が八卦の「乾」です。


「水天需」は、「待つ」という意味で、躊躇や期待も表します。


周易には、「有孚。光亨。貞吉。利渉大川」とあり、「まことあり。おおいにとおる。ただしければきちなり。たいせんをわたるによろし」と読み下します。


意味は、


「誠意があれば大いに実現する。誠実であるからこそ吉であり、大きな川を渡るような大きな行動に出ると良い」


という感じです。


周易で占って「水天需」を得たら、今は実力を蓄えて、時を待つ時期です。


試験も学業も、素質や能力は高いですが、すぐに良い結果は得にくいときですが、焦りは禁物。


しかし、最終的には大きな成果を上げられます。


恋愛や結婚を占った場合、「ちょっと待って」という意味です。


相手が本当に自分に合っているのか、またはお互いに躊躇や迷いがないか、もう一度立ち止まってじっくり考えてみましょう。


※※※


次回は「天水訟」についてお話していきます。

2019年11月22日金曜日

周易・六十四卦について ④山水蒙(さんすいもう)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


引き続き六十四卦を周易の視点から一つずつお話ししていきます。


※※※


四回目は、「山水蒙(さんすいもう)」。


単に「蒙(もう)」ともいいます。


記号は




上が八卦の「艮」、下が八卦の「坎」です。


「山水蒙」は、「まだ物事を知らない子ども」を象徴しています。


周易には、「亨。匪我求童蒙。童蒙求我。初筮告。再三瀆。瀆則不告。利貞」とあり、「とおる。われのどうもうをもとむるにあらず、どうもうわれをもとむ。しょぜいにつぐ。さいさんすればけがる。けがるればすなわちつげず。ただしきによろし」と読み下します。


意味は、


「実現する。私が愚かな子どもを求めるのではなく、愚かな子どもが私を求める。最初の占いでは真実を告げる。何度も占えば神託の冒涜になる。冒涜すれば真実を告げない。誠実だからこそよろしい」


という感じです。



「山水蒙」にはとても大切なメッセージが書いてあります。


それは


「最初の占いでは真実を告げる。何度も占えば神託の冒涜になる。冒涜すれば真実を告げない」


というところ。


易で占って思い通りの結果が出なくても、何度もやらないで、いったん受け止めるところが大切だということ。


これは、周易でも断易でも大切なことです。


周易で占って「山水蒙」を得たら、仕事や事業では、新人として始めたばかりだったり、学ばなくてはならないことがたくさんあって、まだお金儲けまで手が回らない感じです。


試験は良くないですが、学業や研究にはものすごく良いです。


無知な人が知恵をどんどん吸収してこれから伸びていくという意味だからです。


恋愛や結婚相手を占った場合、子ども同士の遊びのような感じで、結婚には発展しにくかったり、あるいは子どもっぽい人、子どものように純粋な人、研究職の場合は将来性のある人です。


※※※


次回は「水天需」についてお話していきます。

周易・六十四卦について ③水雷屯(すいらいちゅん)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


引き続き六十四卦を周易の視点から一つずつお話ししていきます。


※※※


三回目は、「水雷屯(すいらいちゅん)」。


単に「屯(ちゅん)」ともいいます。


記号は




上が八卦の「坎」、下が八卦の「震」です。


ちなみに、六十四卦の上下の八卦をそれぞれ上卦(じょうか)、下卦(げか・かか)といいますが、別名、下の八卦を内卦(ないか)、上の八卦を外卦(がいか)ともいいます。


そして、必ず下から上へ書いていきます。


八卦を書くときも、三本の実線もしくは破線を下から書きます。


※※※


脱線してすみません。。。


「水雷屯」は、「雪の下でまだ芽吹くことのできない植物」を象徴しています。


そして、これは周易でいうところの「四大難卦(しだいなんか・しだいなんけ)」の一つです。


嫌な予感がしませんでしたか?


まさしくその通り。


四大難卦は苦難、困難を象徴するのです。


周易には、「元亨利貞。勿用有攸往。利建侯」とあり、「おおいにとおりてただしきによろし。ゆくところあるにもちいるなかれ。こうをたつるによろし」と読み下します。


意味は、


「大いに実現する、誠実にしているからこそよろしい。急いで行動するのは良くない。諸侯を立てて国の基盤を作るときである」


という感じです。


周易で占って「水雷屯」を得たら、仕事や事業では、最初に困難があり、くじけそうになるけれど、それが一段落すればあとはだんだんコツがつかめてくる時です。


学業は最初から挫折してしまいたくなる感じですが、諦めないで踏ん張っているとやがて良くなっていきます。


試験は微妙ですが、一発で決めようと狙っていなければ、初回は難しくても次回以降よくなる、あるいは最初難しくて諦めそうになっても、粘ってよく考えて解くと良い、などです。


恋愛は、片想いの場合は難しく、下手にアプローチするとなおさら嫌われます。


結婚生活は、最初は習慣の違いなどでぶつかることも多いですが、お互いに冷静に話し合いを重ねていけば、やがて落ち着いた家庭が築けるようなカップルです。


水雷屯が出たときは、すぐに目立った行動を起こしたり、成果を求めたりせず、雪の下の種のように春になるのを待つのが賢明です。


※※※


次回は「山水蒙(さんすいもう)」についてお話していきます。

2019年11月20日水曜日

周易・六十四卦について ②坤為地(こんいち)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


引き続き六十四卦を周易の視点から一つずつお話ししていきます。


(ってことは全部で64回あるってことですよね……長!)


※※※


二回目は、「坤為地(こんいち)」。


単に「坤(こん)」ともいいます。


記号は




上下とも、八卦の「坤」ですね。


これも「乾為天」と同じように、「純卦(じゅんか)」・「首卦(しゅか、くびか)」です。


「乾為天」とは対照的に、「地」「大地」を象徴しています。


すべて「陰」でできていて、従順さ、落ち着き、陰で支える力、産み育てる力などを表し、雌馬の落ち着いたさまに例えられます。


周易には、「元亨。利牝馬之貞。君子往攸。先迷後得主。利。西南得朋。東北喪朋。安貞吉」とあり、「おおいにとおる。ひんばのていによろし。くんしゆくところ、まずまよい、のちにしゅをえる。よろし。せいなんにともをえ、とうほくにともをうしなう。ただしきにやすんじればきちなり」と読み下します。


意味は、


「大いに実現する。雌馬のように落ち着いて誠実であるからこそよろしい。心正しい人が行動を起こすとき、人より先に行えば迷うが、人より後に行えばよりどころを見つけられる。よろしい。西南に行けば友を得られ、東北に行けば友を失う。誠実さを大切に心安らかにしていれば吉」


という感じです。(また、易の大家が激怒しそうな翻訳……)


西南で友を得て東北で友を失うなんて、いかにも占いっぽいですね。


昔は従順さというのが「徳」と考えられましたが、今の世の中ではあまり受け入れられない感覚かもしれません。


「従順」というと聞こえが悪いですが、「無理してリーダーシップを取らない」「無理して反抗しない」「落ち着いて行動する」という感覚で受け取っていただけたらと思います。


周易で占って「坤為地」を得たら、仕事や事業では、最前線での活躍というより、裏方や人を支えるポジションで力を発揮できるときです。


学業や試験は、地味にコツコツやると良い時期。


恋愛は、地味だけれど誠実な人、という感じです。


一見地味ですが、大地のように大きな力を持った卦。


もし、方位を占うのだとしたら、デート、結婚、旅行、和解は西南の方向で、訴訟、別れ話、離婚、葬儀は東北の方向で、という解釈もできます。


あるいは海抜が低いところほどデートや結婚、旅行、和解に向き、標高が高いところほど訴訟、別れ話、離婚、葬儀に向く、とも解釈できます。


ただ、方位などは思い当たるふしがない限り、それほど気にすることはありません。(もともと西南や東北へ行こうと迷っていた場合は参考にしても良いかもしれません)


※※※


次回は「水雷屯(すいらいちゅん)」についてお話していきます。

2019年11月19日火曜日

お知らせ♪ 目黒アンジェリカに新メンバーが加わりました☆彡

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


★★★


今日はみなさまにおしらせです♪


目黒アンジェリカに新しいメンバーが入りました!


手相九星気学が専門の


イチバン先生です(*´▽`*)

六角橋のoffice kouでも鑑定予定なので、みなさまぜひお越しくださいね♪


イチバン先生、これからどうぞよろしくお願いします!!

11月17日(日) Bar Duettoで占いバーを開催しました


日曜日は、デュエットさんでLast“占いバー@デュエット”を開催しました。




占いバー後は、メンバーがほぼ全員がそろっての早めの忘年会を兼ねたお食事会。


お料理もいつも以上の大盤振る舞いで、ランチ限定の特製カレーも食べることができて大満足。
みんなお腹が重くなって店を後にしました。


長いおつきあいだったデュエットさんともこれでお別れだと思うとあれもこれも懐かしく、名残惜しさが増すばかりでした。
本当に今までありがとうございました。

今後の目黒アンジェリカ対面鑑定は、office kouで不定期開催いたします。
その際はお知らせいたしますので、ぜひ足をお運びください。
どうぞよろしくお願いいたします。





周易・六十四卦について ①乾為天(けんいてん)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


今日からはついに、易占いっぽい内容、六十四卦を一つずつご紹介していきます!


※※※


第一回は、「乾為天(けんいてん)」。


単に「乾(けん)」ともいいます。


記号は




上下とも、八卦の「乾」ですね。


上下同じ八卦の六十四卦を、「純卦(じゅんか)」または「首卦(しゅか、くびか)」と言います。


これはまさしく「天」を象徴している卦です。


すべて「陽」でできていて、健やかさ、気高さ、堅固なさまなども表し、龍が天に昇っていく様子にも例えられます。


周易には、「元亨利貞」とあり、「おおいにとおるただしきによろし」と読み下します。


意味の解釈はさまざまで、ちょっと難しいのですが、


「大いに実現する、誠実でいるからこそよろしい」


という感じですかね。(いい加減ですみません。易の大家の先生に叱られそう……)


または「元・亨・利・貞」の四文字が、易の徳を表しているという説もあります。


(断易では違った見方をするのですが、それはまたおいおい)


もし周易で占って「天為乾」を得たら、仕事や官職運はかなりいい感じです。


どちらかというと、外交的で高い地位にある感じで、でもお金儲けというより権威とか、公的なこととか、そういう方に向いている印象があります。


学業や試験も良いです。


恋愛は、仕事ができる人、立派な人物、ちょっと堅物、もしくは権威主義な感じのお相手でしょうか。


この卦で一番大切なのは、どんなに偉くなっても、自分の望みが叶えられても、「誠実でいるからこそ今の自分があるという謙虚な気持ちを忘れないで」、というところです。


これは、易でどんな卦を得ても忘れてはいけないメッセージです。


易でなくても、さまざまなことに通じますよね。


※※※


次回はすべて「陰」でできた卦、「坤為地(こんいち)」についてお話していきます。

2019年11月18日月曜日

shufoo!(シュフ―)11月18日~11月24日の運勢


ジューハチバン先生が鑑定。
大好評のシュフ―!今週の運勢(毎週月曜日配信)です。


今週の1位は乙女座さん。家や職場など、自分の環境がパワーアップ!金運もよい流れに。

19日に火星が蠍座へ。20日に獅子座で下弦の月。21日に水星逆行が終了。23日に太陽が射手座へ。週の後半は、明るく楽しく華やかなムードが漂いそう。


  目黒アンジェリカでは、フリーペーパーの占いページ、WEBサイトのコラムなどの執筆を行っています。イベント集客用出展も対応しています。 お気軽にご相談ください!







2019年11月17日日曜日

八卦について ⑧兌(だ)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


八卦の意味を一つずつ解き明かしていくシリーズ、ついに最終回です。


※※※


最後の八卦は「兌」。


「だ」と読みます。


記号は



です。


「兌」が意味するものは「渓谷」で、一番上だけが陰の「少陰」です。


家族に当てはめると「末娘」です。


方位は先天八卦だと東南、後天八卦だと西です。


季節は秋。


色は白、赤、ゴールドです。


この「兌」、なかなか見ない字ですが、「説」や「悦」のつくり。


そうです、「兌」が意味するものは、おしゃべりと喜び、そして笑い声です。


マイナスな象徴もあり、途中で投げ出すという意味も含まれます。


ほかに、口や舌、歯など。

「兌」を人に当てはめると、おしゃべりでしょっちゅうケラケラ笑っている末娘、というイメージです。


※※※


お疲れさまでした、これで八卦の話は終わりです。


次はいよいよこの「八卦」を上下組み合わせてつくる「六十四卦(ろくじゅうしけ)」のお話をしていきます!

易占いや易タロットをやろうとしている方にはご参考になるかと思いますので、引き続き遊びにいらしてくださいね。

2019年11月16日土曜日

八卦について ⑦艮(ごん)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


八卦の意味を一つずつ解き明かしていくシリーズ第七回目、残すところ二つとなりました。


※※※


今回は「艮」。


「ごん」と読みます。


記号は



です。


「艮」が象徴するものは、「山」です。


一番上だけが陽の「少陽」です。


家族に当てはめると「末息子」です。


方位は先天八卦だと西北、後天八卦だと東北です。


季節は冬の終わり。


色は黄色、白、黒です。


ほかに「艮」が意味するものは、不動、頑固、実直、拒絶、敵からの防御、しこりなど。


「艮」を人に当てはめると、頑固だけど素直で甘えん坊の末息子みたいな感じです。


※※※


次回は最終回、「兌」のお話です。

2019年11月15日金曜日

八卦について ⑥離(り)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


八卦の意味を一つずつ解き明かしていくシリーズ第六回目です。


※※※


今回は「離」。


そのまま「り」と読みます。


記号は



です。


前回の「坎」はなんだか陰湿な雰囲気が漂っていて、今回も「離」だなんて、なんだか嫌な予感だな、と思いましたか?


だいじょうぶです!(なにがだよ)


今では「離れる」「別れる」という意味が強い「離」。


しかし、元々古代中国では、「二つのものが存在する状態」を意味しました。


つまり、「出会い」も「離」、「別れ」も「離」だったのです。


そんな「離」が象徴するものは、「火」。


真ん中が陰の「少陰」です。


家族に当てはめると「次女」です。


方位は先天八卦だと東、後天八卦だと南です。


季節は夏。


色は赤、紫、ピンク、オレンジなど、鮮やかで美しい色です。


前回の「坎」は狡猾な男性的のイメージでしたが「離」は反対に女性的。


西洋では男性的なイメージがある「火」が中国では女性的な意味を持っているという面白いところですよね。


ほかに「離」が意味するものは、太陽、月、星、炎、照明、晴天、暑さ、美しい人、芸術、文章、心臓、目など。


「離」を人に当てはめると、おしゃれで美人で口が達者な次女、といった感じです。


※※※


次回は少陽の最後、「艮」のお話です。

2019年11月14日木曜日

八卦について ⑤坎(かん)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


八卦の意味を一つずつ解き明かしていくシリーズ第五回目です。


※※※


今回は「坎」。


「かん」と読みます。


記号は



です。


「坎」が象徴するものは、「水」。


真ん中が陽の「少陽」です。


この「坎」、「陥没」の「陥」と似た意味を持っています。


つまり「陥る」ということ。


今まで家族に当てはめたら、とか言って和やか(?)な雰囲気でしたが、嫌な予感がしませんか?


その通りです。


この「坎」ちょっと曲者。


ほかの八卦と同じように、家族に当てはめると「次男」です。


方位は先天八卦だと西、後天八卦だと北です。


季節は冬。


色は黒、白、赤黒です。


なぜ赤黒かというと……。


「血の色」だから(怖)


ここが中国占術と西洋やインド占術の大きな違いだと思いませんか?


西洋やインドでは「水」と言ったら女性的で思いやりやインスピレーションに溢れていて、繊細な感じのイメージですよ。


でも、中国占術では違います。


水、すなわち「坎」が意味するもの、それは、海、川、湖などの水関連はもちろんのこと、知恵(これはいいとして)、陰謀、策略、犯罪(え?)、秘密、淫行(え!?)、苦しみ、恐怖、寒さ、腎臓、生殖器、血液、骨、耳などです。


「坎」を人に当てはめると、一見大人しくて勉強ができる優等生なんだけど、陰で大人の雑誌とか官能小説を読んでるような次男坊、みたいな感じでしょうか。


※※※


次回は少陰の真ん中、「離」のお話です。

2019年11月13日水曜日

八卦について ④巽(そん)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


八卦の意味を一つずつ解き明かしていくシリーズ第四回目です。


※※※


今回は「巽」。


選ぶという字のつくりの「巽」で「そん」と読みます。


記号は



です。


「巽」が象徴するものは、「風」。


一つだけ陰であとは陽でできているので「少陰」です。


「震」とは陰陽が真逆ですね。


前回と同じように、八卦は下から上へ向かって行くので、一番下が一本だけ陰の「巽」は少陰の中で最年長。


ですから、「巽」が象徴するものは「長女」。


方位は先天八卦だと西南、後天八卦だと東南です。


季節は晩春。


色は緑、青など。


ほかに、木、草花、糸、布、衣服、細長いもの、やさしさ、優柔不断、うつ病なども表します。


「巽」を人に当てはめると、やさしくてちょっと傷つきやすくて、手芸が得意なお姉ちゃん、という感じです。


※※※


次回は少陽の真ん中、「坎」のお話です。

11月17日(日)はLast“占いバー@デュエット”です!


目黒アンジェリカではマスターご夫妻のご厚意により、これまで毎月第3日曜日にBar Duettoにて占いバーを開催させていただいてまいりました。

月に一度の開催ではありましたが、いつの間にやら時は流れ、かれこれ6年ほどになるのではないでしょうか。

ですがこの度、マスターご夫妻が新たな旅立ちをなさるとのことで、年内でBar Duettoが閉店とあいなり、とても残念なのですが、今月の17日が“占いバー@デュエット”も最後の開催となります。

寂しいですが、全力で占わせていただきますので、どうぞ皆さま足をお運びくださいませ。

当日は、
ジューイチバン先生(マルセイユタロット)
ジューハチバン先生(西洋占星術)
ジューキューバン先生(干支相性占、八字(四柱推命)、開運面相、開運薬膳)
が占います。

時間:16時~19時(最終受付18時半)
料金:303000円(延長101000円)
※ 別途ワンリンクのご負担をお願いしています
場所:東京都港区白金台3-19-5 OK白金台ビル7F
アクセス:目黒駅から徒歩5

  西洋占星術は、ホロスコープの作成上事前予約がオススメです。
(当日申込みでも、鑑定は可能です)

どうぞよろしくお願いいたします。





2019年11月12日火曜日

八卦について ③震(しん)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


八卦の意味を一つずつ解き明かしていくシリーズ第三回目です。


※※※


今回は「震」。


地震の「震」と同じで「しん」と読みます。


記号は



です。


「震」が象徴するものは、まず「雷」。


一つだけ陽であとは陰でできているので「少陽」です。


以前も少し触れましたが、八卦は必ず下から上に向かって書いていきます。


なので、一番下が一本だけ陽の「震」は少陽の中で最年長という位置づけになっています。


ですから、「震」が象徴するものは「長男」。


方位は先天八卦だと東北、後天八卦だと東です。


季節は春。


色は緑、青など。


ほかに、木、草花、地震、音楽、動くもの、決断力、行動力、怒り、肝臓、自律神経なども表します。


「震」を人に当てはめると、行動力がありちょっと短気だけれど若々しくて音楽好きなお兄ちゃん、という感じです。


※※※


次回は少陰の中で一番年長とされている、「巽」のお話です。

2019年11月11日月曜日

shufoo!(シュフ―)11月11日~11月17日の運勢


ジューハチバン先生が鑑定。
大好評のシュフ―!今週の運勢(毎週月曜日配信)です。


今週の1位は牡牛座さん。自分の価値観を揺らがせず、目標に向かってきっちりスキルアップを!

12日に牡牛座で満月。山羊座の冥王星とトラインに。目上の威厳を効かせるシーンと優しいほんわかムードで進めるシーンの使い分けがポイントに。


  目黒アンジェリカでは、フリーペーパーの占いページ、WEBサイトのコラムなどの執筆を行っています。イベント集客用出展も対応しています。 お気軽にご相談ください!



八卦について ②坤(こん)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


前回から引き続き、易の八卦の性質を一つずつご紹介しています。


※※※


二回目の今日は「坤」。


「坤」は「こん」と読みます。


記号は



です。


「大地」の象徴であり、全て陰でできている「老陰」です。


」の真逆ですね。


「坤」が象徴するもとしては、まず、「母親」。


方位は先天八卦だと北、後天八卦だと西南です。


季節は夏の終わり。


色は黄色、黒など。


ほかに、畑、お腹、胃腸、脾臓、養ったり育てたりする力、従順なもの、辛抱強いものなどです。


「坤」を人に当てはめると、辛抱強くて愚痴もこぼさず、いつも穏やかだけれど、肝が据わった頼もしいお母さん、という感じです。


昔、女性はこの「坤」のように、従順で辛抱強く生きることが良いとされたようですが、今そんな考えをしたら差別主義者とか呼ばれそうです(笑)


でも、困難のときも辛抱強く、穏やかに、根気よく、目立たなくても万物を産み育てる大地のように、表に出さない強さを身につけられたら最強ですよね。


※※※


次回は少陽の中で一番年長とされている、「」のお話です。

2019年11月10日日曜日

八卦について ①乾(けん)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


今回から8回にわたって、易の八卦の性質を一つずつご紹介していきます。


※※※


初回は「乾」。


「乾」は乾燥の「乾」ですが「かん」でなく「けん」と読みます。


記号は



です。


意味は、以前申し上げた通り、「天」で、全て陽でできている「老陽」といいました。


「乾」が象徴するものはさまざまです。


たとえば、天のように大きくて家族を守ってくれる「父親」。


方位は先天八卦だと南、後天八卦だと西北です。


季節は晩秋。


色は白。


ほかに、金属、貴金属、頭や肺、大腸、固いもの、丸いもの、高貴なもの、公的なもの、権力、地位なども表します。


「乾」を人に当てはめてイメージすると、家族のために一生懸命働いて、しかも頼りになる強くてかっこよくて硬派なお父さん、という感じです。


昔、男性はこの「乾」のように、気高く、強く、しっかりと生きると良いとされたようです。


今は男女のそういった道徳は古くなりましたが、男女に限らず、気高く、強く、しっかりと生きることは、この「乾」のようでありたいですよね。


……。


「あれ? 説教してんの?」


いえ! そうじゃないんです。


実は、易は以前も触れましたが、中国の哲学や思想に大きな影響を与えました。


つまり、易は占いにも関係がありますが、数学にも関係あり、さらに、道徳にも関係があったのです。


「こうして生きたらかっこいいよね」という古代中国人からのメッセージが、易経にはつまっています。


次回は「乾」と真逆ですべて陰でできている、「」のお話です。



2019年11月9日土曜日

八卦(はっけ)の陰陽

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


今日は前回の八卦ってなに?でお話した内容の続きです。


八卦はプラスとマイナスでできていて、とても数学的だとお話しました。


今回は、この八卦もさらにプラスとマイナスがあるというお話です。


※※※

まず、八卦の記号のおさらいですが、


① ☰ 乾(けん):天(てん)天空のこと
② ☱ 兌(だ) :澤(たく)渓谷のこと
③ ☲ 離(り) :火(か)太陽や火のこと
④ ☳ 震(しん):雷(らい)雷のこと
⑤ ☴ 巽(そん):風(ふう)風のこと
⑥ ☵ 坎(かん):水(すい)水のこと
⑦ ☶ 艮(ごん):山(さん)山のこと
⑧ ☷ 坤(こん):地(ち)大地のこと



こうでしたね。


この記号、プラスである実線の「-」とマイナスである破線の「- -」を3つ組み合わせてできていますよね。


この3つをかけると、どうなるでしょうか?


仮にプラスを1、マイナスを-1として、八卦の記号の下から順にかけてみましょう。
(ちなみに易では必ず八卦は下からかいていきます)



① ☰ 乾(けん):全部プラスなので    1×1×1=1
② ☱ 兌(だ) :一つだけマイナスなので 1×1×(-1)=-1
③ ☲ 離(り) :同じく         1×(-1)×1=-1
④ ☳ 震(しん):一つだけプラスなので  1×(-1)×(-1)=1
⑤ ☴ 巽(そん):一つだけマイナスなので (-1)×1×1=-1
⑥ ☵ 坎(かん):一つだけプラスなので  (-1)×1×(-1)=1
⑦ ☶ 艮(ごん):同じく         (-1)×(-1)×1=1
⑧ ☷ 坤(こん):全部マイナスなので   (-1)×(-1)×(-1)=-1


ここで、答えが「1」になった八卦は「陽」「-1」になった八卦は「陰」になります。


なかでも、すべてプラスをかけてできている乾を「老陽」、すべてマイナスをかけてできている坤を「老陰」といいます。


ほかの八卦は、「陽」である震・坎・艮を「少陽」、「陰」である兌・離・巽を「少陰」といいます。


「わーめんどくさ」


……。


そ、そうですよね。


でも、こんなに数学(算数)と易が関係しているなんて、おもしろくないですか?


※※※


八卦の陰陽にはもう一つ、もっとわかりやすい見分け方があります。


それは、実線の数を数えて、奇数の八卦を陽、偶数の八卦を陰とするのです。


① ☰ 乾(けん):実線が3本なので奇数で「陽」
② ☱ 兌(だ) :実線が4本なので偶数で「陰」
③ ☲ 離(り) :実線が4本なので偶数で「陰」
④ ☳ 震(しん):実線が5本なので奇数で「陽」
⑤ ☴ 巽(そん):実線が4本なので偶数で「陰」
⑥ ☵ 坎(かん):実線が5本なので奇数で「陽」
⑦ ☶ 艮(ごん):実線が5本なので奇数で「陽」
⑧ ☷ 坤(こん):実線が6本なので偶数で「陰」


こちらの見分け方のほうが伝統的なもので、わかりやすいかもしれませんね。


※※※


もう一つ最後に、八卦は「--」を「0」、「-」を「1」として二進法にすると、0から7までを表せるのです。


つまり、

☷ 坤(こん)=0
☳ 震(しん)=1
☵ 坎(かん)=2
☱ 兌(だ) =3
☶ 艮(ごん)=4
☲ 離(り) =5
☴ 巽(そん)=6
☰ 乾(けん)=7


となります。


先ほど偶数が「陰」で奇数が「陽」といいましたが、「0」は偶数、「1」は奇数ですから、こちらも陰陽が当てはまっていますよね。


正直、数学のことはよくわからないので、数学の専門家からしたら突っ込みどころ満載なのかもしれないですが、少なくても易と古代の数学が、ずいぶん深くかかわっているようですよね。


こう見てみると、やっぱり易っておもしろいなあと思います。


次回は、八卦のそれぞれの意味を一つずつ詳しく説明していきます。


ここから占いっぽくなっていきますよ~!


2019年11月8日金曜日

六角橋の母! 占いオフィス「office kou」開店しました♪

こんにちは。


今日はみなさまにおしらせです♪


目黒アンジェリカメンバーで、タロットなどが得意なジューヨンバン先生が、この度、東横線白楽駅すぐの六角橋商店街にお店を開かれました!


おめでとうございます♡


ジューヨンバン先生は温かくてやさしいですが、重要なところはしっかり押さえてくださいます。


迷っていることやお悩みがあるかた、ジューヨンバン先生の鑑定で、未来を切り開いてみてはいかがでしょうか(*´▽`*)


まわりには商店街はもちろん、おいしいお店が(ほんとうにたくさん)あって、ちょっとお出かけするだけでも楽しいところです♪


ぜひぜひおいでください。


お待ちしております~


office kou
〒221-0802 神奈川県横浜市神奈川区六角橋1丁目17−31
(スーパー「たいらや」さんの裏手、つけ麺の名店「くり山」さんの隣です)
鑑定料
通常鑑定 3,000円(ただいまキャンペーン中につき2,500円
学生鑑定 1,500円(ただいまキャンペーン中につき1,000円
ワンコイン占い(水曜・易・略筮法のみ、不定休) 500円


八卦(はっけ・はっか)ってなに?

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


今日は「八卦(はっけ・はっか)」のお話です。


まず、八卦という言葉をご存知でしょうか?


聞いたことありませんか、「当たるも八卦当たらぬも八卦」って。


占いの当てにならないことを蔑んでいう言葉ですけれど、その「八卦」です。


ここでは「八卦」は「易」の別名として使われているんです。
(というか「易者身の上知らず」にせよ「当たるも八卦当たらぬも八卦」にせよ、易者関連の慣用句にろくなもんはないですよね)


一般的には「はっけ」ですが、「はっか」という人もいます。


※※※


この八卦、本来はなにかというと、先日のブログ、易のキモ「陰」と「陽」でお話した、「陰」と「陽」つまり、「プラス」と「マイナス」を3個組み合わせて作った記号です。


易ではプラスを実線の「-」、マイナスを破線の「- -」で表し、それを3つ組み合わせると、8パターンになります。


そうです、8パターンあるから、「八卦」というんです!


その8パターンを記号にすると、こうなります。



① ☰
② ☱
③ ☲
④ ☳
⑤ ☴ 
⑥ ☵
⑦ ☶
⑧ ☷



この8パターンの記号には、それぞれ呼び名がついています。


① ☰ 乾(けん)
② ☱ 兌(だ)
③ ☲ 離(り)
④ ☳ 震(しん)
⑤ ☴ 巽(そん)
⑥ ☵ 坎(かん)
⑦ ☶ 艮(ごん)
⑧ ☷ 坤(こん)



「は?」


「なんのこっちゃ!?」


「めんどくさ。やーめた」


と、思いますよね。


ま、待ってください!


これに、もう一つだけ、自然界にあるものや現象などを当てはめていきます。


そうすると少しわかりやすくなるんです。


① ☰ 乾(けん):天(てん)天空のこと
② ☱ 兌(だ) :澤(たく)渓谷のこと
③ ☲ 離(り) :火(か)太陽や火のこと
④ ☳ 震(しん):雷(らい)雷のこと
⑤ ☴ 巽(そん):風(ふう)風のこと
⑥ ☵ 坎(かん):水(すい)水のこと
⑦ ☶ 艮(ごん):山(さん)山のこと
⑧ ☷ 坤(こん):地(ち)大地のこと


どうですか、少しはわかりやすくなりますよね?
(そうでもないか……)


※※※


この八卦は易の基本で、中国神話に出てくる伏羲(ふっき)という神さま(王さま?)がつくったといわれていますが、いつごろ成立したのかはわかっていません。


たぶん、いまから3000年以上は昔です。


易は、哲学や思想・宗教(儒教や道教など)はもちろんのこと、兵法、医学(鍼灸や漢方)、地理学、天文学など、中国の文明や文化にさまざまな影響を与えてきました。


なので、怪しい占いという側面だけではない、もっともっと奥深いものなんです。


この八卦をさらに上下に2つ組み合わせてつくられた8×8=64パターンを六十四卦といって、これがいわゆる思想書の「易経」に書かれています。
(岩波文庫さんからも出ているちゃんとした中国古典です)


六十四卦についてはまた改めて書きますが、八卦にはさらにおもしろい特徴があります!


それについては次回、お話していきますね。

2019年11月7日木曜日

易のキモ「陽」と「陰」

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


今日は易のキモである、「陽」と「陰」についてのお話です。


易は「陰陽」の組み合わせで成り立っているからです。



※※※



「陽」と「陰」って、そもそもご存じでしょうか?


両極にある二つのもののことです。


よくたとえられるのが、


「陽」が男で「陰」が女とか。


「陽」が光で「陰」が闇とか。


「陽」が積極的で「陰」が消極的とか。


なんとなく、感覚でわかる気もします。



※※※



でもこれって、どうやって陰陽をわけているのか曖昧だと思いませんか?


「易経」の解説を見ると、ある本にはこんな感じのことが書いてありました。


「陽は高貴で剛健で、陰は柔弱で卑しいから、陰は陽に従う不完全なものだと考えられる」


こう思いましたよ。


「え?」


「男は高貴で剛健で、女は柔弱で卑しくて不完全ってことですかね!?」


「あ、これ昭和初期の本か。それにしてもよくこんな恐ろしいことへいきで書けたよな。奥さんにころされなかったんだろうか……」


などなど。


これじゃあまりにも「陰」と「陽」の定義がもやっとしていますよね。



※※※



けれど、易は(たぶん)数学からできたもの。


もっと数学的に考えることができるはずです!


「陰」は「マイナス」「負の数」


「陽」は「プラス」「正の数」です。


つまり、昔の人からしたら、


「陰」は見えないもの。


「陽」は見えるもの。


それで考えると、


男女の陰陽は体の構造から。


光と闇は、光があればものが見えるけれど、闇の中ではなにも見えないから。


積極的な人の言動や考えはわかりやすけれど、消極的な人の言動や考えはわかりにくいから。


他にも、


光が多い昼は「陽」、闇が多い夜は「陰」。


光が多い夏は「陽」、闇が多い冬は「陰」。


夏のような暑さは「陽」、冬のような寒さは「陰」。


明らかになった過去は「陽」、まだわからない未来は「陰」。


過去が多い老人は「陽」、過去が少ない子どもは「陰」。


みんなに知ってほしい善は「陽」、できるだけ隠したい悪は「陰」。


同じように、自慢したい「富」や「権力」は陽、隠したい「貧しさ」や「卑しさ」は陰。


もちろん、儲かったのを隠したいっていう人もいるでしょうけど。



※※※



「プラス」と「マイナス」で「陰陽」を考えると、一番しっくりいく気がします。


次は、いよいよ陰と陽を組み合わせた易の基本、「八卦(はっけ・はっか)」のお話です。

2019年11月6日水曜日

易(えき)ってなに?

はじめまして。


目黒アンジェリカの易者ジューキューバンです。


みなさんは「占い」と聞いて、なにを思いつきますか?


「今週の一位はしし座さんです♪」


というのは西洋占星術。


トランプみたいなカードをめくって占うのはタロット。


水晶玉なんていうのもありますよね。


※※※


では、「易(えき)」という占いをご存じでしょうか?


占い師でもないのに、


「あ、知ってる知ってる。易でしょ~」


って人がいたら、ちょっと引きますね。


「うわ、自分と同レベルの占いオタクがいたよ……」


って。


……。


というのは冗談です!


易を知っている方がいたら、かなりありがたくて嬉しいです。


でも、それくらい、一般的にはマイナーな占いのように感じます。


※※※


易は50本の筮竹(ぜいちく)という棒を使って占います。


よく、新宿の物陰で夜遅くに髭を生やしたおじいさんがやってるやつです。


筒にスパゲッティみたいな棒をいっぱい立ててやってるやつ。


「見てしんぜよう」


とか言って。


なんだかものすごく怪しい、胡散臭い感じがしませんか?


そうですよね、怪しいですよね。


(って自分で言ったらおしまいですけれど)


※※※



でも、易はもともと古代中国の数学から派生したものだったようです。(たぶん)


あまりにも古代のことで、はっきりとはわかっていません。


占星術も、天文学から派生してできました。(これはなんとなくわかりますよね)


今では、占いは、遊びや気晴らしのようなイメージを持っている方も多いと思います。


でも、まだ天動説が唱えられていた時代。


そして、元素や素粒子なんて想像もされなかった時代。


なんとかして自然界の法則を見つけたいと思った古代の人々が生み出したのが、占いなのかもしれません。


※※※



これから(できれば毎日)、「易」という占いについてのことをお伝えしていきます。


そのなかには、もしかしたら、人生が少し楽しくなるヒントが隠されているかもしれません。


お気が向いたらまたのぞきにいらしてください。


お待ちしております♪

2019年11月5日火曜日

shufoo!(シュフ―)11月4日~11月10日の運勢


ジューハチバン先生が鑑定。
大好評のシュフ―!今週の運勢(毎週月曜日配信)です。


今週の1位は魚座さん。直観力と豊かな感性を「学び」に活かせる週。極めたいことにチャレンジを。

4日に水瓶座で上弦の月。7日に月が海王星の方向に。相手の気持ちを察して歩み寄る姿勢が吉と出そう。


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