ゴールデンウイークからの札幌旅行からの体調不良(ひどい頭痛)ですっかり遅くなりました。
4月のカードの振り返りです。
ジューヨンの4月のカードは、ワンドのクイーンの逆位置でした。
お客さまに出たときは「わがまま女王様のカードですね」とお伝えします。
どんな風にわがままかと言うと、それはもう人それぞれ、その時の状況次第といったところでしょうか。
画の中のクイーンは、堂々と顔を上げています。
他のクイーンたちが横顔やうつむき加減であるのと比べると、自信たっぷりで、正々堂々としているように見えます。
彼女は、明るい黄色の服をまとい、手にはお日様のようなひまわりを持ち、足元には黒猫が控えています。
ワンドのクイーンが正位置で出たときは
情熱的で自信に溢れた女性、社会や集団への理想があり、リーダーシップを備え、いつもみんなの中心にいるような存在、明るく元気いっぱいで、面倒見がよく、周囲から慕われる、魅力的な人、みんなの人気者
そんな風に読みます。
逆位置の場合も、そもそもそういう人物像であることに変わりはありません。
ただ、なぜか自信がもてない、明るく元気でいられない、リーダーシップを発揮する余裕がない。
その結果、傲慢になったり、卑屈になったり、一言余分になったり、言いたいことを言えずにストレスをためたり、要らないマウントを取ったり、出しゃばりなおせっかいおばさんになったりなど、マイナス面を発揮することになります。
人のことであれば、自信がないのね、余裕がないのね、それで自己中心的な態度になっちゃうのねと客観的に見られるのですが、自分のこととなると感情のコントロールって難しいものです。
そうならないようにと気をつけてはいたものの、ネガティブな雰囲気は何となく伝わっちゃったかもしれません。
「自分が自分であること」を信じられないと、どこか言動がとんちんかんになって、周囲をドン引きとまでは行かないまでも、「?」って感じにしちゃう気がします。
私の場合、これといった理由があるわけではなく、何というか気分の浮き沈みのようなものだったかも?
いつの間にか通り過ぎる不思議……。
ひとまずネガティブな自分じゃなくなってよかった!
アフターカードのクイーンは、少し斜めを向いています。
玉座にはワンドを象徴するサラマンダー。
黒猫が何かを訴えかけているようです。
クイーンはサラマンダーに目を向けるでしょうか。
黒猫の鳴き声に耳を傾けるでしょうか。
そんなところも、このカードを読む際のヒントになりそうです。