2020年1月6日月曜日

周易・六十四卦について ㉑火雷噬嗑(からいぜいこう)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


今回も周易・六十四卦について。


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二十一回目は、「火雷噬嗑(からいぜいこう)」。


単に「噬嗑(ぜいこう)」ともいいます。


記号は







上が八卦の「離」、下が八卦の「震」です。


「火雷噬嗑」は、後ろの二文字とも「口へん」がついており、「かみ砕く」「咀嚼する」と言う意味があります。


周易には、「亨。利用獄」とあり、「とおる。ごくにもちうるによろし」と読み下します。


意味は、


「ものごとを良くかみ砕くように、善悪をはっきり見定め、悪を排除するのによい。つまり、刑罰を行うのに良い」


です。


周易で占って「火雷噬嗑」を得たら、多少の障害があっても、固いものをかみ砕くように積極的に取り組んでいくと良い時期です。


「かみ砕く」と言う意味があるように、健康面を占うと、「食べ物をよく噛んで」と言う意味にもなります。


離は稲光を、震は雷鳴を表し、二つとも雷を表していることから、雷のようなパワーで物事をはっきり照らし出すと吉です。


物も人間関係もよくかみ砕きながら取捨選択をしていく時期とも言えます。


さらに、食べ物をかみ砕くということから、周易では生活力がみなぎっている、食べていけるという暗示ともとります。(断易では陰陽五行の関係から見るので一概に吉とはいえませんが)


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次回は「山火賁」についてお話していきます。

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