少しずつ中庸に近づけられたら ～節制～

お久しぶりの今月のカード。

ジューヨンの今月のカードは「節制」（逆位置）です。

ジューヨンの名前を取った、大アルカナ14番目のカードでもあります。

goo辞書では「節制」の意味は

１ 度を越さないよう控えめにすること。ほどよくすること。

２ 規律正しく統制のとれていること。

３ 欲望を理性の力によって秩序のあるものとすること。

とあります。

まぁ、そんな感じでしょうか。

ジューヨンがこのカードを引いて、まず頭に浮かぶのは「中庸」です。

行き過ぎることもなく、足りなくもなく、偏りもなく、ちょうどよい状態。

自分で自分をコントロールする力と心のバランスが取れている状態。

ところで、節制のカードって、13番の「死神」と15番の「悪魔」の間なんですよね。

13までが人間界の旅だとすると、14からは天上界の旅。

そして、節制のカードで天使が持っているカップの中身は、命の水エリクシール。

そうすると、エリクシールは、人間界と天上界をつないで、混ぜ合わせて作られるものかもしれません。

また、天使の右側に咲いているアイリスはギリシャ神話の虹の女神を現わしているといわれていて、これも地上と天界をつなぐものといえるのではないでしょうか。

さて、ジューヨンの今月のカードは逆位置で出ていますので、バランスが取れない状態を表します。

不安定で、いろいろとうまくやりくりできない状態です。

現在、個人的に精神的リハビリ中なので、さもありなんといったところかな。

今は、逆位置を正位置にしようと努力するよりも、こういう時もあると受け入れて空回りしないようにするのが大切かもしれません。

いきなり正位置にならなくても、小さなこと、できることからバランスを取っていって、中庸に近づけていければいいんじゃないかな。

そう考えると少し気持ちがラクになります。

それに、久しぶりにカードについて書くのも心が癒されるように思います。

3月4月と物理的にも精神的にも余裕がなくて3月のカードと4月のカードについて書けませんでしたが、検証も含めて追々書きたいと思っています。