個人的な性質や傾向を表す惑星の星座を素朴に並べてみて驚いたのは、ヒラリークリントン氏が水の宮に惑星を多くもつこと。それも蠍座に多くお持ちだったのですね。不屈で強固な精神、洞察力があって徹底して物事を捉えていく蠍座に太陽、水星、金星と吉星が煌びやか。そして月は献身的に人に尽くす、優しい魚座だったなんて…
納得できたのは、戦さで活躍する火星が帝王の獅子座にいる点です。使命感に燃えて信頼されるべき行動をきっちりこなして人々の中心となって戦えるわけですね。
でも、風の宮がありません。
今回クリントン陣営の選挙キャンペーンのスローガン”Love
Trumps Hate”(愛は憎しみに勝つ)は、トランプ氏の名前をもじったもの。キャッチコピーとして考えるとトランプが印象に残り敵の名前を宣伝しているよう。このスローガンは言葉の示す内容を重視するあまり、言葉自体がもつ力をうまく使えなかったという人がいます。
言葉に強いのが風の宮です。
トランプ氏の太陽はその言葉を巧みに操る双子座にあります。
トランプ陣営のスローガン"America
First" 。シンプルで印象に残ります。
メディアを上手く利用できたのはメディアに強い双子座にトランプ氏の太陽があるからといえるかもしれません。月は理想に向かって矢のように飛んで行く行動的な射手座。
水星と金星が蟹座にあるということは、内輪びいき、自分の国、自分のファミリーが一番大切!というわけですね。火星はクリントン氏と同じ獅子座です。
パーソナルな惑星をシンプルに並べただけですが、個性の違いがはっきり示されました。いつも思うのですが、ホロスコープは凄い!です。
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