2024年8月31日土曜日

自らの意志で制限をかけてみる ~ソードの8~

 

8月も今日で終わりです。

ジューヨンの8月のカードは「ソードの8」でした。


カードには、目隠しをされ、行く手を剣で阻まれた人物が描かれています。

足元はぬかるみ、目標である城は切り立った崖の上です。

 

奇しくも日本列島はのろのろ台風が縦断していて、新幹線の運行取りやめ、飛行機の欠便、在来線の乱れなどで、絵の中の人物のように「打つ手がない気持ち」になられている方も多いかもしれませんね。

 

ソードの8のキーワードは、束縛感、閉塞感、無力感、制限、困難、孤立無援など。

 

ソードは思考と論理のカードですから、正位置で出た場合は、

「自分にはできない」と思考による制限がかかっている状態、または、決断力が不足して停滞する、自分の能力の限界を感じる、など。

 

そうは言うものの、剣の間には隙間もあります。

足元はぬかるんでいますが、自由です。足を前に運ぶことができます。

目隠しや体を拘束している布も、それほどきつく縛られてはいません。簡単にほどけそうです。

今の束縛感や閉塞感は一時的なものだと考えられます。

例え今は困難な状況にあったとしても、あなたには城という理想に向かって進む力があると言えるでしょう。

 

逆位置では、縛られていた状態から抜け出します。

目隠しの隙間から、光明が見えます。

縛っている紐をほどく方法を思いつきます。

それに伴い足元も乾いてくるでしょう。

事態はよい方向に転がり始めます。

 

ジューヨンの場合は、自分で自分に制限をかけた一か月でした。

お盆休みで、あちこちにレジャーに出かける仲間のSNSをちらちらと横目で眺めながら、あえて周囲との関りをシャットダウンし、自分が集中すべきことに専念しました。

ソードの8はプチ吊るし(吊るされた男)ですから、自ら好んでその状況に身を置いていると考えることもできますね。




アフタータロットでは、助けが訪れています。

ソードは思考のカードですので、人の助けというよりも、自分で「もういいよ」と自分にかけた制限を解いていると考えるのが順当でしょう。



0 件のコメント:

コメントを投稿