年の瀬は「もう一年終わりなの? 早っ!」と感じていたのに、一月は「まだ一月か~、一月長いな~」なんて思っています。
世の中も自粛で、これといったイベントもお出かけもなく、淡々と日々を過ごしているからかもしれません。
さて、そんなジューヨンの今月のカードは「正義」でした。
お客さまにはいつも「自分の正義は自分で決める」カードですとお伝えしています。
だって何が正しいかを決めるのって、なかなか難しいことだと思うんですよ。
このコロナ禍においても、行動の基準は人それぞれで、自分を基準にあの人は「ゆるい」あの人は「神経質すぎるんじゃない?」となるわけです。
ジューヨンはどちらかというと優柔不断なので、こっちの人が何か言うと「そうかな?」と思い、あっちの人が違うことをいうとまた「そうかな?」と思ってしまう傾向があります。
また、鑑定をしていても「私はこう読むけれど、相手にとってはどうだろう?」とお客様に寄ってしまいがちです。
ですので、今月は「自分の基準をもつ」「揺れない」「心を強く持つ」というのを心がけてきました。
実際、年末年始は鑑定のご依頼が多く、相手のことを慮っていちいち揺れていると先に進まないというのもありましたし。。。
でもね、正義の剣を振りかざすのはもろ刃の剣でもあると思うんですよ。
「自分が正しい」と信じ込んでしまうのは危険なことです。
その剣は周囲を傷つけることにもなりかねないし、ひいては自分自身に返ってくることにもなるからです。
「正義」が逆位置で出た場合はそういう意味合いになります。
正義の女神は厳しい表情で、右手に剣を携え、左手で天秤をもっています。
正位置では、正義感の強い人、決断、裁き、真剣、法、裁判、公正、バランスなどの意味があり、そこから「自分がよしとすればそれが正義」「判決を下すのは自分」「自分に正直に」「正当性が証明される」「正当な評価を受ける」などの意味が生じます。
逆位置では、冷酷、偏見、感情で判断を誤る、見るべきものを見ていない、公正さを欠く、バランスを崩す、裁判で負けるなどの意味になります。
アフタータロットでは、正義の神の前に王様と頭に包帯を巻きぼろぼろの衣服を身につけた人がいます。
二人はぞれぞれに申し開きをしているようです。
女神はどういう判決を下すのでしょうか。
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