年明け最初の妖精紹介は、目黒アンジェリカ創立メンバーの一人、ニバン先生のご登場です。
暴走気味のジューイチバン先生に、的確なツッコミ(指摘)を入れて、いつも軌道修正してくださる、メグアンのいわば参謀役。
面倒な事務方も受け持ってくださっています。
さて、なぜニバンのカード「女教皇」を選んだのですか? とお聞きしたところ。
「女教皇は“知性、冷静、スピリチュアル”のイメージで、まさにわたくしの憧れ、理想。それに本を開いているでしょう? わたくし編集者ですから」とのこと。
なるほど! 納得です。
私の「女教皇」のイメージも、ニバン先生に重なるかも。
ジューヨンの解釈では。
女教皇が出た場合、まず思い浮かぶのは知性と学び。
一言で学びとは言っても、イメージは巫女。求めるものは深遠です。
正位置のキーワードは、知性、真実への厳格さ、高い精神性、霊感など。
あくまでも知的でクールです。
純潔、処女性も表すので、お堅いイメージ、絶対的な価値観、心の強さも。
逆位置で出れば、潔癖症、気分屋、世間知らず、経験不足など。
純粋さ・神聖さが裏目に出た状態。
もっと勉強しましょうとも読めます。
また、ライダー版の図柄には、神秘的なシンボルがたくさん見られるのも興味深い点。
胸の十字は、太陽を表すソーラークロス。足元には三日月。手にはTORA(モーセの五書)と書かれた巻物。黒と白の柱に刻まれているBとJの文字はそれぞれボアズ(神の試練)とヤキン(神の愛)で、ソロモン王の神殿の象徴です。柱の間の垂れ幕はナツメヤシとザクロの意匠で、垂れ幕の向こうは見えないように隠されています。頭のベールはすべてをさらけ出さない神秘性、秘密を表します。
さらに、女教皇は、古代の月の女神とも古代エジプトの女神イシスとも言われているんです。
何と言ってもカードの名前が女教皇ですし、法王と同じで少しばかり堅苦しいカードなのですが、女神だと思うと、真面目な女性の秘めたエロスみたいなものを感じてしまうのは、ちょっと不謹慎でしょうか。。。
写真左はマルセイユ版、右がライダー版
※ニバン先生はマルセイユ版タロットのリーダーでいらっしゃいます
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