占うのは本人の事がいいんです。
ご本人から遠い人になればなるほど、当たりにくくなります。
でも、私は近いご家族の事であれば、占うことにしています。
身近な家族の事って、自分以上に悩みのタネだったりしますから。
(自分の事は自分で決めるしかないし、自分で何とかするしかないですものね)
実際に、お子さんに関する相談事は多いです。
例えば、先日はお嬢さんのご結婚で気を揉んでいるお母様からご相談を受けました。
結果は、結婚を暗示するカードが何枚か。
「ご縁がないというわけではないので、そんなにご心配されなくて大丈夫ですよ」とお伝えしたのですが、ここで問題になるのは、ご結婚を決めるのはお嬢さん自身という事です。
本人が「結婚を迷っている」とご相談にいらしたのならば、「流れは結婚に向かっていますよ」と背中を押してあげることもできるし、相手の方との相性や何を迷っているのかなど、さまざまな角度から占うことができますが、お母さんから結婚をプッシュするのは難しそうです。場合によってはこじれる可能性もあります。
「結婚を暗示するカードが出ている」=「タイミングは今」とうことです。
逃すと次のタイミングはずっと先になってしまうかもしれません。
もちろん、結婚が全てではありませんし、お嬢さんが占いにいらしたところで決めるのはご本人なのですが、直接お話しできないという点で、やはり人を介する占いは、少々じれったいなぁと思います。
占いの結果から、お母様へのアドバイスはしましたし、明るい気持ちでお帰りいただけたとは思うのですが。
別の例は、大学生の息子さんがこれ以上留年せずに、社会人になれるでしょうか?というご相談です。
占った結果は、なかなか厳しいものでした。アドバイスカードは、ズバリ勉強してくださいというもの。
「アルバイトばかりしていて勉強しないんです」とお母様。
うーん、分かります、うちの娘もごにょごにょごにょ。。。親ってつらいですよねぇ。
カウンセリングじゃないですが、もう、傾聴と共感の世界です。
こればかりは、息子さんご本人に目覚めていただくしかありません。
これもまた、息子さんが占いにいらしたのであれば(大学生の男の子が占いに来るかどうかはさておいて)、「勉強しないとマジヤバイですよ!(とカードが言ってます)」と直接お話しできるし、なぜ勉強に心が向かないのかなど、自分の心を見つめ直すような占いもできるのにと思うと、やはりもどかしいものがあります。
お母さんに言われて勉強するようなら世話はないし、他人の言うことの方が素直に聞けるというのもありますから(とりあえずはね)。
お母様には、「なかなか難しそうです」と現実を再認識していただき、占いの中から「でも、息子さんはお母さんのことを好きですし、心配をかけていると分かってますよ」と慰めになりそうな部分を救い上げ、占いではないですが「留年も長い人生で見れば一時の事で、それも息子さんにとっては必要な時間なのかもしれません」とお話ししました。少しでもポジティブな気持ちになっていただけたのならよいですが。
他人の事であれば冷静に考えられることも、家族の事となると気を揉むものです。
私自身、子どもの事を占っていただいて、(キラキラした結果でなかったですが)慰められた経験はあるので、占いで少しでもその悶々が晴れるならと思いますが、やはり問題を解決するのは当の本人です。
だから、ご本人が自分のことを相談に来るケースの方が、何かと話が早いなぁと思います。
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