5月になりました。
風邪も日差しも心地よい、爽やかな季節ですね。
さて、心機一転新しい月と行きたいところですが、ジューヨンの今月のカードは塔。
塔については以前も2度ほど書いています。
もしよろしければ、こちらもお読みください。
塔や死神のカードには、やはり不吉なイメージがあり、出るとお客様にはショックなようです。
でも、再構築のための破壊や、再生のための終焉は決して悪いことではありません。
むしろ、上手くいっていない、とっ散らかっている、救いようがない、といったような現状が破壊され、終わることによって、より良い未来が来ると考えればよいでしょう。
ただし、塔と死神には決定的な違いがあります。
死神は、終わりの時期が来ている、さっさとカマで刈り取れ!思い切って終わらせよう!という自発的な意味合いが強いのに対し、塔は予想だにしない、天からの稲妻による破壊、外からもたらされるものなのです。
例えば、恋人との関係を占い、死神が出れば、心が離れてしまっている恋人にいつまでもしがみついてないで、きっぱりと別れた方がいいと読み、塔が出た場合は、愛し合っていると信じていたのに突然別れを切り出される、独身だと思っていたのに実は既婚者だったと知る、実は二股をかけられていた、など青天の霹靂のような出来事が起こると読みます。
どちらにしても、この章は終えて、次の章に進みましょうということ。
好むと好まざるにかかわらず、人生にはそういう時がありますよね。
とはいうものの、起こって欲しくないときもある。恋人の心変わりから目を背けたいときもある。
強い気持ちで現実を受け止められるときと、やめて、お願い、勘弁して~というときもあるというのがヒトというもの。
というわけで、普段は「破壊は再生のための必然よ、うふ」なんて言っているわけですが、
今、ジューヨンはダメージを食らって、立ち直ったかなーと思う間もなくまたダメージを食らい、まだ死んでます―という状態でまたまたダメージを食らうという、心身ともにしんどい状況が続いているものですから、ここでまた破壊か~、大アルカナか~(大アルカナは小アルカナよりずっと強いパワーを持ちます)、衝撃的な出来事か~、やだな~と思うのでした。
あ、でも!
「塔」の破壊によって、この負のサイクルが終わるのかもしれませんね!
ムンロ王子は、塔が壊れる前に逃げ出せと言っていたし、察知できれば逃げ出せばいいのかな?
などと、何とかいいように解釈しようとしている5月の初め。
どうか爽やかな季節に相応しく、心愉しく過ごせますように。
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