2019年11月24日日曜日

周易・六十四卦について ⑧水地比(すいちひ)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


今回も周易・六十四卦について。


※※※


八回目は、「水地比(すいちひ)」。


単に「比(ひ)」ともいいます。


記号は






上が八卦の「坎」、下が八卦の「坤」です。


「水地比」は、親比の「比」で、「親しみ」を象徴しています。


周易には、「吉。原筮、元永貞、无咎。不寧方来。後夫凶」とあり、「きちなり。ねがいうらないて、おおいにながくただしければ、とがなし。やすからざるものまさにきたる。おくるればそれきょうなり」と読み下します。


意味は、


「吉である。願って占い、大いに長期間誠実であるならば、失敗はない。親しくなかった者とも打ち解ける。ぐずぐずしていては凶である」


という感じです。


周易で占って「水地比」を得たら、周囲の人々と親しみ合い、助け合っていくときです。


仕事では、周囲と協力し合ってやっていくときです。


たとえ苦手な相手でも、諦めず、根気よく誠意をもって丁寧に接していれば、最終的に協力を得られます。


ぐずぐずしてはいけません。


恋愛や結婚を占った場合、グループで付き合ったり、大勢で集まると吉。


でも、相手がぐずぐずしている人なら、やめたほうがいいという暗示です。


この卦を得たときはとにかく周りとの調和と協力を意識すること。


また、だれにでも丁寧に付き合うことの大切さを表しています。


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次回は「風天小畜」についてお話していきます。

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