2019年11月28日木曜日

周易・六十四卦について ⑯雷地豫(らいちよ)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


今回も周易・六十四卦について。


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十六回目は、「雷地豫(らいちよ)」。


単に「豫(よ)」ともいいます。


記号は






上が八卦の「震」、下が八卦の「坤」です。


「雷地豫」は、予定の「予」であり、「予め準備する」意味を持っています。


あるいは、「楽しみ」の象徴でもあります。


周易には、「利建侯行師」とあり、「こうをたて、しのおこなうによろし」と読み下します。


意味は、


「諸侯に領地を守らせ、軍師を戦に赴かせるのによろしい」


です。



周易で占って「雷地豫」を得たら、目の前に迫った大仕事に向けて最終的な準備をする時期です。


仕事でも恋愛でも、「豫」は楽しみの意味で、自信もあり、実力もありますが、だからと言って楽しみに溺れ遊びふけっては努力が水の泡です。


今は確実に、着々と行動すべきとき。


すべてを終えたあと、安心して楽しみを満喫できるのです。


「雷地豫」には、気を緩めず、抜かりなく実行すれば、最終的に楽しみや喜びが待っているというメッセージが込められています。


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次回は「澤雷随」についてお話していきます。

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