2020年1月8日水曜日

周易・六十四卦について ㉔地雷復(ちらいふく)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


今回も周易・六十四卦について。


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二十四回目は、「地雷復(ちらいふく)」。


単に「復(ふく)」ともいいます。


記号は







上が八卦の「坤」、下が八卦の「震」です。


「地雷復」は、前回の「山地剝」とは陰陽が逆で、冬至から一つ一つ陽(光)が増えていくことを表しています。


周易には、「亨。出入无疾。朋来无咎。反復其道、七日来復。利有攸往」とあり、「とおる。しゅつにゅうやまいなし。そのみちをはんぷく、しちじつらいふくす。ゆくところあるによろし」と読み下します。


意味は、


「よろしい。外出しても家にいても病気にならず、友だちが来てくれて悪いことはない。暦がめぐってまた冬至から陽が増えていく。なにか行動するのによろしい」


です。


ちなみに易者はこの卦にちなんで冬至の満潮時に翌年の運勢を占う人が多いです。


周易で占って「地雷復」を得たら、毎年冬至が繰り返しやって来るのと同じで、何度も(何度か)繰り返す、という暗示。


なにか目標にしていることがあった場合、一度で決まらず何度かやり直さなくてはならないかもしれません。(断易でいう伏吟に似ているところもあります)


しかし、最終的には目標を達成できる暗示でもありますので、一度や二度で諦めず、粘り強く頑張ると良い時期です。


また、結婚や就職などでは、初婚や新卒の就職よりも再婚や転職の方が吉の場合もあります。


さらに、原典に「七日来復」とあるので、何かの期間を占った場合、七日後に時期が来るとも取れます。


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次回は「天雷无妄」についてお話していきます。

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