2020年1月9日木曜日

周易・六十四卦について ㉖山天大畜(さんてんたいちく)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


今回も周易・六十四卦について。


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二十六回目は、「山天大畜(さんてんたいちく)」。


単に「大畜(たいちく)」ともいいます。


記号は







上が八卦の「艮」、下が八卦の「乾」です。


「山天大畜」は、「大きな」「蓄え」があることを意味します。


周易には、「利貞。不家食吉。利渉大川」とあり、「ただしきによろし。かしょくせずきちなり。たいせんをわたるによろし」と読み下します。


意味は、


「誠実にしてこそよろしい。食べるために商売をしなくても吉。大きな川を渡るような思い切ったことを行うにも良い」


です。


「大いに」「蓄える」わけですから、蓄えで食べていける、と解釈もできますね。


周易で占って「山天大畜」を得たら、まず、金運はとても良いです。


また、学業も実力を「大いに蓄えている」と考えられるので、自分の持っているものを極めたり、知識をもとに事業を起こしても吉です。


恋愛や結婚も良い卦です。


ただ、何かを待っているときには「大いに」「留まる」という意味も含むので、時間が必要という暗示でもあります。


何につけ吉なことが多い卦ですが、この卦で一番大切なのは「実力」を「蓄える」こと。


内面の充足を怠らないことで、さらなる幸運が待っています。


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次回は「山雷頤」についてお話していきます。

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