こんにちは。
易者ジューキューバンです。
今回も周易・六十四卦について。
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六回目は、「天水訟(てんすいしょう)」。
単に「訟(しょう)」ともいいます。
記号は
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上が八卦の「乾」、下が八卦の「坎」です。
「天水訟」は、字のごとく、「訴訟」や「裁判」を象徴しています。
周易には、「有孚窒。惕中吉。終凶。利見大人。不利渉大川」とあり、「まことありてふさぐ。おそれてちゅうすればきち。おえればきょうなり。たいじんにまみえるによろし。たいせんをわたるによろしからず」と読み下します。
意味は、
「誠意があっても思うとおりにならない。慎重に中庸公平を心がければ吉。自分の思いを遂げようと無理に物事を進めれば凶。立派な人物に会うと良い。大きな川を渡るような、大きな行動に出るのはよろしくない」
という感じです。
周易で占って「天水訟」を得たら、仕事や事業、学業では、雇っている人や下請け業者、学生、後輩などから不満が出ないように気を付けたほうが良い時です。
喧嘩や訴訟でこの卦を得た場合、相手が悪かったとしても、相手を追い詰めないほうが吉です。
こちらが正しくても相手が陰険という暗示があるからです。
恋愛や結婚相手を占った場合、争いを意味するのであまりよくありません。
しかも、自分より相手に譲るほうが得策ですので、冷静な判断を心がけると良いです。
この卦の一番大切なメッセージは、相手が悪くて腹が立つときも、相手を追い詰めず、慎重さと中庸さを忘れない、ということです。
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次回は「地水師」についてお話していきます。
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