こんにちは。
易者ジューキューバンです。
今回も周易・六十四卦について。
※※※
十回目は、「天澤履(てんたくり)」。
単に「履(り)」ともいいます。
記号は
☰
☱
上が八卦の「乾」、下が八卦の「兌」です。
「天澤履」は、履修の「履」で、「ふむ」をという意味を持っています。
周易には、「履虎尾不咥人。亨」とあり、「とらのおをふむもひとをくらわず。とおる」と読み下します。
意味は、
「虎の尾を踏んでも人は食われない。実現する」
です。
なんだか物騒で、ちょっと意味が分かりにくいですよね。
これは、虎のように恐れ多い人物でも、礼節を尽くしていれば咎められることはなく、望みが実現するという意味です。
周易で占って「天澤履」を得たら、その道を良く知る人に教えてもらいましょう。
仕事なら、信頼している上司や先輩に教えを請いながら、恋愛や結婚なら、親や結婚している友人で信頼のおける人によく相談すると良いときです。
この時大切なのは、礼儀や誠意を尽くすことです。
そうしないと、怒った虎に食べられてしまうかもしれませんからね(笑)
この卦を得たときは、先達に導いてもらうというメッセージが大きい時です。
態度や言葉づかい、お礼の気持ちの表し方などに注意してください。
※※※
次回は「地天泰」についてお話していきます。
0 件のコメント:
コメントを投稿