2019年11月27日水曜日

周易・六十四卦について ⑬天火同人(てんかどうじん)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


今回も周易・六十四卦について。


※※※


十三回目は、「天火同人(てんかどうじん)」。


単に「同人(どうじん)」ともいいます。


記号は






上が八卦の「乾」、下が八卦の「離」です。


「天火同人」は、志を「同じくする人」という意味です。


周易には、「同人于野。亨。利渉大川。利君子貞」とあり、「ひととおなじくするはのにおいてす。とおる。たいせんをわたるによろし。くんしただしければよろし」と読み下します。


意味は、


「同志と集うには野原で集うように堂々とすること。実現する。大きな川を渡るような大きな行動を取っても良い。志のある人は誠実であればこそ良い」


です。


周易で占って「天火同人」を得たら、自分と目標や目的が一致した仲間と行動を起こすのが吉です。


そうすれば、大きなことも成し遂げられるという意味が含まれています。


ただし、こそこそ行動するのではなく、堂々と行動することがカギ。


つまり、仲間内だけを贔屓するのではなく、方向性が違う人とも公平に付き合うことを忘れないでください。


仕事なら、チームの方向性が同じで、プロジェクトを成功させやすい時です。


恋愛なら、趣味が合う人や、気心が知れた人、価値観の似た人が相手で、吉です。


この卦を得たときに一番大切なのは、自分が納得のいく仲間と一緒に目標に向かうこと。


公平に付き合うことは大切ですが、自分と合った人をしっかり見極めましょう。


※※※


次回は「火天大有」についてお話していきます。

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