2019年11月30日土曜日

周易・六十四卦について ⑲地澤臨(ちたくりん)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


今回も周易・六十四卦について。


※※※


十九回目は、「地澤臨(ちたくりん)」。


単に「臨(りん)」ともいいます。


記号は






上が八卦の「坤」、下が八卦の「兌」です。


「地澤臨」は、字のまま、物事に「臨む」という意味です。


周易には、「元亨利貞、至于八月有凶」とあり、「おおいにとおりてただしきによろし、はちがつにいたりてきょうあり」と読み下します。


意味は、


「大いに実現する。誠実であるからこそよろしい。八月になると凶である」


です。


八月は要注意ですね。


周易で占って「地澤臨」を得たら、物事にいよいよ取り組まなければならない時です。


しかし、そのときに大切なのは自分の心持ちです。


仕事では、懸命に取り組むだけでなく、知識も必要ですし、真摯な態度も欠かせません。


ゴマすりは禁物です。


恋愛では、誠心誠意の一言に尽きます。


生半可な気持ちでは、結局だめになります。


また、なにかの時期を占った場合、八月、今でいう九月は避けた方がいいかもしれませんね。


この卦を得たときは、真摯な姿勢で全力で取り組むことで、道が開けるというメッセージです。


※※※


次回は「風地観」についてお話していきます。

0 件のコメント:

コメントを投稿