2019年11月30日土曜日

周易・六十四卦について ⑳風地観(ふうちかん)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


今回も周易・六十四卦について。


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二十回目は、「風地観(ふうちかん)」。


単に「観(かん)」ともいいます。


記号は







上が八卦の「巽」、下が八卦の「坤」です。


「風地観」は、「みる」と読みますが、「仰ぎ見る」、または「示す」という意味を持っています。


周易には、「盥而不薦。有孚顒若」とあり、「てあらいてすすめず。まことありてぎょうじゃくたり」と読み下します。


意味は、


「手を洗い清めてもなお神への供物をすぐには捧げず尊崇の念から仰ぎ見ているように、誠心誠意で恭しい」


です。(わー、これも易の大家にぶっとばされそうな訳です)


周易で占って「風地観」を得たら、誠心誠意、懇切丁寧に行動しつつ、今は様子を見る時期です。


これは仕事にも恋愛にも当てはまります。


すぐに成果を上げようとしないほうがよい時です。


また、「手を洗う」ということから、身を清めるとこ、そこから、身辺を整理することの象徴でもあります。


単純に手を洗え、風呂に入れ、ということを表している場合もあるかもしれません(笑)


この卦を得たときは、とにかく恭しく、丁寧さを心がけつつ、対極を見る目を養ってください。


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次回は「火雷噬嗑」についてお話していきます。

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