こんにちは。
易者ジューキューバンです。
今回も周易・六十四卦について。
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十二回目は、「天地否(てんちひ)」。
単に「否(ひ)」ともいいます。
記号は
☰
☷
上が八卦の「乾」、下が八卦の「坤」です。
「天地否」は、否塞(ひそく)の「否」で、「ふさがる」という意味を持っています。
周易には、「之匪人。不利君子貞。大往小来」とあり、「これひとにあらず。くんしただしきによろしからず。たいゆきてしょうきたる」と読み下します。
意味は、
「これは人の道に外れている。志のある人物が誠実に行ったとしてもだめだ。素晴しいものが去って、つまらないものが来る」
です。
前回の「地天泰」と真逆で、天は上へのび、地は下へのび、お互いに相いれないという形です。
周易で占って「天地否」を得たら、現状を無理やり変えようとしてもうまくいきません。
仕事にせよ恋愛にせよ、いったん諦めたほうが賢明かもしれませんね。
また、「素晴しいものが去ってつまらないものが来る」ことを意味しますから、人事や友人関係などもうまくいかない時です。
この卦を得たときは、自分の才能や実力を隠し、おとなしく時を待つことが重要です。
または、自分の望みが果たして本当に正しいものなのか、もう一度考え直す時期にきているかもしれません。
しかし、物事で変化しないものはありません。
必ず道は開けることを忘れないでください。
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次回は「天火同人」についてお話していきます。
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