こんにちは。
易者ジューキューバンです。
今日からはついに、易占いっぽい内容、六十四卦を一つずつご紹介していきます!
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第一回は、「乾為天(けんいてん)」。
単に「乾(けん)」ともいいます。
記号は
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上下とも、八卦の「乾」ですね。
上下同じ八卦の六十四卦を、「純卦(じゅんか)」または「首卦(しゅか、くびか)」と言います。
これはまさしく「天」を象徴している卦です。
すべて「陽」でできていて、健やかさ、気高さ、堅固なさまなども表し、龍が天に昇っていく様子にも例えられます。
周易には、「元亨利貞」とあり、「おおいにとおるただしきによろし」と読み下します。
意味の解釈はさまざまで、ちょっと難しいのですが、
「大いに実現する、誠実でいるからこそよろしい」
という感じですかね。(いい加減ですみません。易の大家の先生に叱られそう……)
または「元・亨・利・貞」の四文字が、易の徳を表しているという説もあります。
(断易では違った見方をするのですが、それはまたおいおい)
もし周易で占って「天為乾」を得たら、仕事や官職運はかなりいい感じです。
どちらかというと、外交的で高い地位にある感じで、でもお金儲けというより権威とか、公的なこととか、そういう方に向いている印象があります。
学業や試験も良いです。
恋愛は、仕事ができる人、立派な人物、ちょっと堅物、もしくは権威主義な感じのお相手でしょうか。
この卦で一番大切なのは、どんなに偉くなっても、自分の望みが叶えられても、「誠実でいるからこそ今の自分があるという謙虚な気持ちを忘れないで」、というところです。
これは、易でどんな卦を得ても忘れてはいけないメッセージです。
易でなくても、さまざまなことに通じますよね。
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次回はすべて「陰」でできた卦、「坤為地(こんいち)」についてお話していきます。
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