2019年11月23日土曜日

周易・六十四卦について ⑤水天需(すいてんじゅ)

こんにちは。


易者ジューキューバンです。


今回も周易・六十四卦のシリーズです。


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五回目は、「水天需(すいてんじゅ)」。


単に「需(じゅ)」ともいいます。


記号は




上が八卦の「坎」、下が八卦の「乾」です。


「水天需」は、「待つ」という意味で、躊躇や期待も表します。


周易には、「有孚。光亨。貞吉。利渉大川」とあり、「まことあり。おおいにとおる。ただしければきちなり。たいせんをわたるによろし」と読み下します。


意味は、


「誠意があれば大いに実現する。誠実であるからこそ吉であり、大きな川を渡るような大きな行動に出ると良い」


という感じです。


周易で占って「水天需」を得たら、今は実力を蓄えて、時を待つ時期です。


試験も学業も、素質や能力は高いですが、すぐに良い結果は得にくいときですが、焦りは禁物。


しかし、最終的には大きな成果を上げられます。


恋愛や結婚を占った場合、「ちょっと待って」という意味です。


相手が本当に自分に合っているのか、またはお互いに躊躇や迷いがないか、もう一度立ち止まってじっくり考えてみましょう。


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次回は「天水訟」についてお話していきます。

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